雨の日のラフから打つ際の注意点と2つの対策

梅雨の時期になると、雨の日のプレーが必然的に増えてきます。

雨の日はやらない。という方もいらしゃると思いますが(笑)

でも、やらないといけない・・・

そんな時に、いつもと同じようにはいきません。

特に、雨の日のラフからの考え方はいつもと状況が変わります。

雨の日にプレーしたらラフからの打ち方に苦戦したという方は多いのではないかと思います。

 

今回は、雨の日のラフから打つ際の注意点と対策をご紹介していきます。

 

□この記事を書いたゴルフコーチ
ゴルフコーチの池野谷 光宏です。

幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。

 

雨の日のラフで変わってくる点。

ただでさえ難しいラフからの打ち方。

雨の日になると更に難しくなります。

通常の天気と雨の日でラフによって異なる点は2つ。

・水分が付着しているので、更に重くなりクラブの振り抜けがきつくなる。

・ラフに水分が付着している。

この2つのポイントが異なってきます。

上記の2つのポイントによって注意点が変わりますのでご紹介していきます。

 

雨でラフが重くなり、振り抜けが悪い場合の注意点

通常のラフにプラスして、雨の日は水分が付着して更に重くなります。

夏の深いラフ

そうなると、クラブの振り抜けが悪くなります。

クラブの振り抜けが悪いと、打ってもボールがまったく飛ばなくなります。

その場合には、クラブの番手をどんどん下げていきましょう。

 

まずは、そのボール付近の同じような状況のラフを素振りで試してみましょう。
素振りで芝の抵抗を確かめる。

ラフが重かったら番手を下げていきます。

番手がどのくらいが良いか?は個人個人のヘッドスピードによって異なります。

その為、経験測が物を言います。

ですから、雨でもプレーをすることをオススメします。

 

このくらいのラフで打ったら最高何番まで普通通りに打てるのか?を実験することです。

それを積み重ねると、このくらいのラフと雨の状況なら何番でなら打てると分かってくると思います。

これは個人個人のヘッドスピードや力によってかわりますので必ず試してみましょう。

 

雨でラフに水分が付着してても振り抜ける場合の注意点。

雨でラフに水分が付着している。

ボール付近の同じような所で素振りをしてみた。

結構、振り抜ける。

そんな場合の注意点はフライヤー。

フライヤーとはボールに回転がかからなくなってくる球質のこと。

 

結構振り抜けるなと思った場合には、ボールとクラブフェースの間にラフと水分が挟まりフライヤーが起きます。

 

振り抜けるなと思った際は、

・クラブの番手を下げる。

・ボールにスピンがかからないので転がる。

グリーン手前から転がし乗せていくイメージを持って打ちましょう。

 

雨の日のラフからの打ってもボールは曲がらない。

通常のラフでも同じことが言えますが、雨の日のラフではボールが曲がりません。

曲がらないんじゃ良いじゃん。と思われますが逆。

ラフからでも曲げようと思っている方が多いということです。

 

雨の日のラフで狙い目に対して、曲げないといけない場面。

そんな場合に、インテンショナルでボールを曲げて打とうと考えている方が多くいらっしゃいます。

 

雨の日のラフからのショットでは、インパクト時にラフと水分がフェースとボールの間に入ります。

その為、ボールに回転がかからなくなるので曲げようという発想は持たない。

 

まとめ

今回は、雨の日のラフから打つ際の注意点を紹介しました。

通常のラフにプラスして、

・振り抜けが重くなる。

・水分が付着する。

その為、クラブの番手選びや考え方が非常に重要になります。

嫌でも雨の日でも、ゴルフをすることですね。