ゴルフをやっていて、練習をしていると左手の親指の付け根が痛い。
そんな症状にお悩みの方は結構多いです。
※右利きの方です。 左打ちの方は逆の解釈を持ってください。
私も、左手の親指の付け根がグッと押された状態で痛い時期がずっとありました。
なんか脱臼するような感じです。
やはり、練習を続けても悪化するだけなので、握り方を試行錯誤する日々。
しかし、ある方の助言ですっと悩みが解決しました。
プロゴルファーでは、松山 英樹 選手。そして、丸山 茂樹プロもこの左手の親指の付け根で悩まされたことで有名です。
その解決方法を今回はお伝えします。
親指の付け根の痛みは、すぐには消えませんので握り方を変えることで今後も楽しいゴルフライフを送れるでしょう。
★左手の親指の付け根の痛みを解消する2つの方法。
★左手の親指の付け根が痛くなる方のタイプ
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
左手の親指の付け根が痛くなる。これが原因です。
右利きの方のことですが、左手の親指の付け根が痛くなる。
痛くて、どうしてだろうと悩んでいる方。
ちょうどこの部分ですよね。
親指のCM関節と言われる部分です。
僕も、この部分が痛く悩みました。
ずばり言うと、グリップの握り方に問題がありです。
これは、スイング中にギュッと力が入ります。
その際に、右手の平の固い部分で左手の親指の付け根の部分を押し付けていることが原因。
下の写真の指で指している部分に骨があり固くなっている部分です。
違う場合もあるかもしれませんが、ほぼこの原因だと思います。
私が行って治した対策を次にご紹介します。
左手の親指の付け根の痛みを解消する3つの方法
右手の平の固い部分で、左手の親指の付け根を押し付けていることで痛みが出てきます。
その痛みを解消するのに、私は3つの方法を行い解消しました。
それぞれをご紹介します。
① 左手の握り方に問題あり
グリップの握り方は色々な方法があるのですが、親指の置き方にも2つの方法があります。
①ショートサム
左手の人差し指と親指で摘まむように握る。ショートサムグリップ。
人差し指と親指の先端との距離が短いです。
②ロングサム
親指をグリップにベタっとつけて握る。ロングサムグリップ。
人差し指と親指の先端が離れています。
左手の付け根が痛くなる方の多くは、ショートサムの方です。
グリップと左手の親指の間に空間があります。
ギュッと力が入った際に、右手の平で左手の親指の付け根を押し付けて関節が反ってしまいます。
左手の付け根の痛みを解消するには、グリップに出来るだけピタっとつけるロングサムで握りましょう。
そうすることによって、親指の付け根を押し付けて反ってしまうことが減ります。
② 右手の平を合わせる場所に問題あり
次に、右手の平の合わせ方です。
右手の平の合わせ方には、2つポイントがあります。
① 左手の親指のCM関節に右手の平が乗らないようにする。
右手の平の固い部分をCM関節部分に合わせてしまうと押し付けてしまいます。
これでは、親指の付け根を痛めます。
その為、左手親指のCM関節に右手の平がかからないように外します。
【CM関節の上に右手の平の固い部分を合わてしまうダメな合わせ方】
これは痛めます。
【CM関節を外す良い握り方】
② 左手の親指を右手の平で包みこむ位置
右手の平の固い部分で左手の親指を包みこむと押し付けてしまいます。
この部分だと、グリップをギュッと握ったときに左手の親指の付け根を圧迫します。
その為、右手の平の生命線に親指を合わせて握りましょう。
右手の平の親指の腹は柔らかいので、押し付けられません。
左手の付け根が痛い方の右手の平の合わせ方は、
①左手親指のCM関節の上に右手の平の固い部分を乗せない。
②左手の親指を右手の生命線に合わせて握る。
左手の親指の付け根が痛くなる方のスイングタイプ
左手の親指の付け根が痛くなる方のタイプです。
非常に多いパターンとしては、
①コックやタメが強いタイプ。
腕とクラブの角度が多い人です。
角度が強いということは、左手の親指が曲がる度合いも多くなります。
その為、左手の親指の付け根に負担が多くかかります。
少しタメの度合いが減るとスイングからの負担は減ってきます。
②グリップをゆるゆるで握るタイプ。
グリップをゆるゆるで握ると、グリップを支点に振り子運動が強くなります。
その為、左手の親指の付け根に負担が多くかかります。
クラブをある程度握って、暴れないようにしていくと良いです。
余りにも痛い場合は、グリップの握り方を変える事も考える。
余りにも痛すぎる方は、グリップの握り方を変えることも考えて下さい。
この関節を痛めると、クセになり中々治りません。
我慢して振り続けても最終的にはゴルフが出来なくなります。
その場合は、グリップの握り方をしょうがなく変えましょう。
プロゴルファーですと、
時松 隆光 プロ
丸山 茂樹 プロ
などが実践しているテンフィンガーグリップという握り方です。
右打ちの方の説明になります。
まずは、左手から説明をします。
左手の親指を外してグー握りで握ります。
左手の親指を外すことで、痛みのある部分に負担がかからなくなります。
そして右手をグー握りで握ります。
違う向きから見るとこんな感じです。
まるで、野球のバットの持ち方のようです。
左手の親指にまったく負担がかからない握り方です。
最初は違和感がかなりありますが、痛くてゴルフが出来なくなってしまうことを考えたらしょうがないです。
左手の親指の付け根が痛い方の対処法のまとめ
左手の親指の付け根が痛い方には、3つの方法をオススメします。
① 左手の親指をロングサムで握る。
② 右手の平を合わせる際、左手の親指のCM関節の上に右手の平を乗せない。
③ 左手の親指を、右手の平の生命線に当ててから包み込む。
この3つを行なえば、ギュッと力が入った際に左手の親指の付け根を右手の平で圧迫することはありません。
最初は握り慣れていない為、握りづらいかもしれません。
しかし、この先も痛いままゴルフを続ける訳にはいきません。
時間が経てば慣れますので根気よくグリップの握り方を変えてみて下さい。
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