初心者で始めたばかり。
★簡単なバンカーショットの打ち方
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
日々、多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
バンカーショットはアプローチショットと何が違うのか?考える。
まず、クラブがボールにどう当たっていくか?から考えていきましょう。
アプローチショットはどうボールに当たっていくか?
バンカーはどうボールに当たっていくか?
そこを考えれば答えが簡単に出てきます。
※基本のピッチエンドラン
スイング軌道の最下点の深さが、地面と平行
スイング軌道の最下点の深さが、2センチくらい下
ボールに当たる際に、直接ボールに当たらず砂がフェース面に入り込むので、ボールが飛ばなくなる。
アプローチは、ボールの先が最下点。そして地面と平行に当たっていく。
バンカーショットは、ボールの1個点前が最下点。そして、2センチ下を打っていく。
バンカーショットは、直接ボールに当たらないので飛ばない。
簡単なバンカーショットの打ち方
違う部分を盛り込むだけです。
ゴルフのスコアメイクはやはりショートゲーム。ゴルフを始めた方やビギナーゴルファーはアプローチを徹底的に行うことによって短期間で5打10打と簡単にスコアを縮めることが出来ます。今回は、基本のアプローチショットの打ち方をご説明し[…]
ポイント① ボールの位置を左へとズラす。
通常のアプローチは、ボールの位置が真ん中です。
自分の体の中心にボールがある状態です。
※下記の写真の赤線とボールはアプローチの構え。
※黄色線がアプローチ時の体の中心
ポイント② 重心を下げる。
次に、バンカーショットはボールの2センチ下を打つことがアプローチショットとの違いです。
自分で2センチ下を打つ。というのは初心者の方には難しいですよね。
でしたら、2センチ下に単純に打てるようにしちゃいましょう。
分かりやすいように、バンカー内からアプローチの構えをしました。
見て欲しいのは、グリップの位置。
※グリップした先端(右手の親指)に黄色のラインを引きました。
手順② ヒザを曲げる量を増やす。
※赤線と黄色線はアプローチ時の体の位置です。
ポイント③ 砂が入り込む分は強く振る。
最後のポイントです。
アプローチショットはボールに当たる際、クラブとボールが直接当たる。
バンカーショットはボールに当たる際、クラブとボールの間に砂が入り込む。
簡単なバンカーショットの打ち方をおさらいします。
手順① アドレス
バンカーショットはボールの1個点前を打ちたいので1足分右足をズラしてスイングの最下点をズラす。
ボールの2センチしたを打ちたいので、離れてヒザを曲げる。
バンカーだからといってフェースを開く必要はありません。
② 簡単なバンカーショットの振り方
アドレス
アドレスでできた肩と腕の3角形を変えないようにテークバックしていきます。
下半身からダウンスイングをしてインパクト。
フォロースルーも体をしっかり回していく。
あとは、砂が入り込むだけ振り幅を大きくするだけです。
簡単なバンカーショットの打ち方で出る高さ
ご紹介した簡単なバンカーショットの打ち方で出るバンカーの目安。
【アゴが低い場合】
背丈くらいの高さのバンカーでもアゴとの距離が遠ければ実はバンカーが高い訳ではありません。
だんだん角度がついて上がっていくので。
アゴが近かったり、直角だとすぐに打ち出しの高さを出さないといけない。
じつは下記のような場所がバンカーが高い。という状況です。
サンドウェッジは高く上がるクラブです。何もしなくてもある程度のボールの高さが出ます。
よく言われるバンカーショットの打ち方
よく言われるバンカーショットの打ち方。
①フェースを開く
例えば、グリーンの花道にボールがあります。
グリーン面までもまっ平です。
その時にアプローチをするときにフェースは開かずにスクエアですよね。
ボールに高さを出したい。グリーン面でボールが転がらないようにしたい。
そんな時にフェースを開いてアプローチショットを行います。
フェースを開くのは、グリーン手前の花道からロブショットしていることと同じことです。
バンカーショットも一緒でボールに高さを出したい。グリーン上でボールが転がらないようにしたい。
そんな時にフェースは開けばよいと思います。
どこでもフェースを開くという発想はいりません。
逆にフェースを開くと飛ばなくなりますから、さらに大きく振る。スピードを上げないとボールが飛ばないのでリスクが増えます。
② バンスを使う。
バンスを使うと砂を弾かせられる。
バンスを使わないと砂に刺さる。って言いますよね。
サンドウェッジはそもそもバンスありますよね。
しかもアプローチしているとき、ぐっさり地面にささっていますか?
そんな人あまりいないですよね。
特殊なアゴの高いバンカーから脱出する際に、コックを使ってヘッドを砂に打ち込みます。
エクスプロージョンショットと言われるものです。
その際に、打ち込むので砂に潜り過ぎないようにバンスが弾いてくれれば良い訳です。
そこまで、高いボールを打つことでなければ意識することはありません。
③ コックを使う。
これも良く言われることです。
何でもやることには意味があります。
・コックを使うと鋭角に当てられる。 ⇒ ボールの手前が高い。ボールがくぼみにある。ライが悪いから鋭角にボールに当てていきたい。だからコックは使う。
・コックを使うとヘッドスピードを上げられる。 ⇒ フェースを開くとボールの下をするっと抜けてしまう。結果ボールが飛ばなくなる。だからコックをつけてヘッドスピードを上げて飛ばせるようにします。
・コックを使うと砂に当たり負けをしない。 ⇒ 砂は重いです。砂に当たり負けをしないようにコックをつけてヘッドの重さを使う。だからコックは使う。
・コックを使うと砂に弾かれない。 ⇒ バンカーの砂が少なくてクラブが弾かれてトップなどしてしまう場合があります。弾かれないようにトンカチのようにコックで砂を叩くと弾かれない。だからコックを使う。
通常のアプローチショットでも少なからずコックはしています。
どこもかしこもコックを使って打つという考えはいりません。
フェースを開く。
バンスを使う。
コックを使う。
それは意味があってやること。
そしてその必要があるから。
どこでもやる必要はありません。
ご紹介したバンカーショットの打ち方では高さが足りない。
だったらオプションで高く上がるようにフェースを開く。
ライが悪いからオプションでコックを使って鋭角に打てるようにする。
など、ご紹介した簡単なバンカーショットの打ち方から考えてオプションで足していけば良いと思います。
簡単なバンカーショットの打ち方:まとめ
いかがでした?
今回、ご紹介したバンカーショットはよく言われるバンカーショットとは違います。
アプローチショットからバンカーの当たり方を知って、
・構えを2つ変える。
・砂が入り込むので大きく振る。
その3点を変えるだけです。
簡単じゃないですか?
ぜひ、簡単な打ち方からバンカーショットは行なってみてください。
アプローチの打ち方【総まとめ集】基本から応用・傾斜などすべての内容が完全網羅されているページです。
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