LIVゴルフが事業終了へ!なぜ再建できなかった?デシャンボーら所属選手の今後は
世界の男子ゴルフ界に、大きなニュースが飛び込んできました。
LIVゴルフが、事業を段階的に終了する方針を発表しました。
新たな資金を得てリーグを再建する計画は、関係者間で条件の合意に至らず、現時点では進まない見通しです。
一方で、LIVゴルフは終了手続きを進める中でも、第三者からの代替案を引き続き検討すると説明しています。livgolf.com
2022年の発足以来、ブライソン・デシャンボーやダスティン・ジョンソンら世界的な選手が参加し、ゴルフ界の勢力図を揺らしてきたLIVゴルフ。
なぜ事業終了へ向かうことになったのでしょうか。そして、所属選手たちは今後どこで戦うのでしょうか。
この記事では、公式発表の内容、再建できなかった背景、選手たちの今後について、現時点で分かっている情報を整理します。
※この記事は2026年11月6日時点の情報を基にしています。
LIVゴルフが事業終了へ。公式発表の内容は?
LIVゴルフは2026年11月5日、米国での裁判所の監督下にある再建手続きに関し、事業を秩序立てて終了する方向へ移ると発表しました。
公式発表で明らかになった主な内容は、次の通りです。
- BCパートナーズ・クレジットとの再建支援契約が終了
- 想定していた資本増強の取引は、現時点で進まない見通し
- 事業を段階的に終了する方針へ移行
- 終了手続き中も、第三者からの代替案は検討する
つまり、LIVゴルフが示したのは、事業終了に向けた方針です。
現時点ですべての手続きが完了したと発表されたわけではなく、第三者からの提案を含め、今後の進展も確認する必要があります。livgolf.com
なぜLIVゴルフは再建できなかった?
今回の発表に至るまでには、資金支援の終了と、新たな再建計画を巡る交渉がありました。
理由① PIFが2026年限りで資金支援を終了する方針に
LIVゴルフを財政面で支えてきたのが、サウジアラビアの政府系ファンド、PIFです。
報道によると、PIFは2026年シーズン限りでLIVゴルフへの資金提供を終了する方針を示しました。
リーグがその後も継続するには、新たな資金を確保することが重要になったのです。news.golfdigest.co.jp
理由② 新たな再建計画で条件がまとまらなかった
LIVゴルフは、英投資会社BCパートナーズのクレジット部門と、資本増強を含む再建案を進めていました。
しかし、LIVゴルフの公式発表によると、協議を重ねても取引の一部条件について合意に至らず、再建支援契約は終了。
その結果、想定されていた取引は、現時点で進まない見通しとなりました。livgolf.com
なお、公式発表では、合意できなかった条件の詳しい中身がすべて明らかになっているわけではありません。
主力選手の参加確保も課題だったと報道
新しいリーグの構想を巡っては、主力選手の参加状況も注目されていました。
ロイターなどは、再建後のリーグに参加する選手の支持が十分に集まらなかったことも、計画が進まなかった背景として報じています。reuters.com
一方で、LIVゴルフの公式発表は、再建案の一部条件について合意に至らなかったと説明しています。
そのため、選手の参加状況が唯一の原因だったと断定はできません。
LIVゴルフに何があった?これまでの経緯
LIVゴルフ発足から今回の発表までを、簡単に振り返ります。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2022年 | LIVゴルフが発足 |
| 2026年4月 | PIFが2026年シーズン後の支援終了方針を示す |
| 2026年9月 | 米国で連邦破産法11条の手続きに入る |
| 2026年11月5日 | 再建支援契約の終了と、事業終了へ移行する方針を発表 |
米連邦破産法11条の手続きは、裁判所の監督下で事業再建などを目指す仕組みです。
LIVゴルフは、この手続きの中で新たな資金調達を含む再建を模索しましたが、今回の取引はまとまりませんでした。cases.omniagentsolutions.com
デシャンボーらLIV所属選手の今後は?
ゴルフファンが気になるのは、LIVでプレーしてきた選手たちが、これからどこで戦うのかという点でしょう。
LIVゴルフには、ブライソン・デシャンボー選手やダスティン・ジョンソン選手など、メジャー大会でも実績を残してきた選手が参加していました。
ただし、全選手の移籍先や出場資格が一斉に決まったわけではありません。
契約状況、各ツアーの規定、選手が持つ出場資格などによって、今後選べる道は異なります。
| 選手 | 2026年11月6日時点の状況 |
|---|---|
| ブライソン・デシャンボー | 今後の主戦場は未発表 |
| ダスティン・ジョンソン | 今後の主戦場は未発表 |
| キャメロン・スミス | 今後の主戦場は未発表 |
| ジョン・ラーム | 2027年のDPワールドツアー参戦を目指すと報じられている |
GDOは、デシャンボー選手、ダスティン・ジョンソン選手、キャメロン・スミス選手について、今後の方針は現時点で明らかになっていないと伝えています。news.golfdigest.co.jp
ジョン・ラームは欧州ツアーへ?
ロイターは、ジョン・ラーム選手が2027年のDPワールドツアーでのプレーを目指していると報じています。reuters.com
DPワールドツアーは、欧州を中心に世界各地で大会を開催する男子プロゴルフツアーです。
ただし、実際に出場できる大会や資格は、本人の状況や各大会の条件を個別に確認する必要があります。
LIVの選手はPGAツアーにすぐ戻れる?
LIVゴルフが事業終了へ向かうからといって、所属選手が自動的にPGAツアーへ復帰できるわけではありません。
PGAツアーへの出場を考える場合には、主に次のような確認が必要になります。
- 選手本人の契約状況
- PGAツアーの規定
- 過去の出場停止などの扱い
- 本人が持っている出場資格
ロイターは、PGAツアーがLIV選手に対し、最後の出場から1年間の出場停止という立場を示していると報じています。reuters.com
また、PGAツアーは2026年に一定の条件を満たした選手向けの復帰プログラムを設けました。
ただし、PGAツアーの公式説明では、これは2026年シーズン限定の制度です。同じ制度が2027年以降にも使えると決まっているわけではありません。pgatour.com
デシャンボー選手らが、いつ、どの大会に出場できるのか。今後の選手本人や各ツアーの発表が注目されます。
デシャンボーらはメジャー大会に出場できる?
メジャー大会への出場資格も、LIVゴルフの事業終了方針だけで一律に決まるものではありません。
男子ゴルフの4大メジャーは、それぞれの大会主催者が出場資格を定めています。
| 大会 | 主な確認事項 |
|---|---|
| マスターズ | 大会が定める出場資格 |
| 全米プロゴルフ選手権 | 主催者が定める出場資格 |
| 全米オープン | 過去の成績や予選などに基づく出場資格 |
| 全英オープン | 過去の成績や予選などに基づく出場資格 |
過去の優勝などによる資格を持っているか、その資格がいつまで有効かは、選手と大会ごとに異なります。
そのため、「LIVが終わるからメジャーにも出られない」「全員が出場できる」と、どちらにも断定できません。
そもそもLIVゴルフとは?
LIVゴルフは、2022年に始まった男子プロゴルフリーグです。
従来のツアーとは異なる形式を採用し、個人戦だけでなくチーム戦も組み合わせて実施。高額な賞金などでも注目を集めました。
さらに、PGAツアーなどで活躍していた有力選手が参加。選手の所属や出場資格を巡って、従来のツアーとの対立も生じました。
発足以来、LIVゴルフの動きは、男子ゴルフ界の大会や選手の活動に大きな影響を与えてきました。reuters.com
LIVゴルフ事業終了に関するよくある質問
LIVゴルフは完全に終了した?
2026年11月6日時点で、LIVゴルフは事業を段階的に終了する方針を発表しています。
一方、終了手続き中も第三者からの代替案を検討するとしており、すべての手続きが完了したと発表したわけではありません。livgolf.com
デシャンボーはPGAツアーに復帰する?
今後の主戦場や復帰時期は、現時点で発表されていません。
PGAツアーへの出場には、契約状況やツアー規定、出場資格などを確認する必要があります。news.golfdigest.co.jp
ジョン・ラームは今後どうなる?
ロイターは、ラーム選手が2027年のDPワールドツアーでのプレーを目指していると報じています。
実際の出場大会や日程については、今後の公式発表を確認してください。reuters.com
今後は選手と各ツアーの発表に注目
PIFの支援終了方針を受け、新たな資金を探してきたLIVゴルフ。
しかし、BCパートナーズ・クレジットとの取引はまとまらず、リーグは事業終了へ向かう方針を示しました。
一方で、第三者からの代替案を検討する余地は残されています。
デシャンボー選手らの今後も、契約や出場資格によってそれぞれ異なります。LIVゴルフの手続きに加え、選手本人やPGAツアー、DPワールドツアーからどのような発表があるのか注目です。