ゴルフも時代によってルールが変わっていきます。
今回は、2022年に施工されるゴルフルールを紹介していきます。
2019年にはガラリと変わりましたが、今回は少しの変更になっています。
念のためにチェックはしておきましょう。
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
2022年1月1日から変わったゴルフ ルール改定
2022年1月1日から変わるルール変更は大きく3つです。
・クラブの長さの規制
・グリーン・リーディング・ブックの使用禁止
・アマチュア資格の内容変更
の3点です。
それぞれを詳しく解説していきます。
① クラブの長さ規制
クラブの長さに規制が入ります。
パターを除いたクラブの長さを最長で46インチまでにするというもの。
長尺にすると、クラブの遠心力が高まりヘッドスピードが上がる。
結果、飛距離アップに繋がる。
今日の道具の進化やゴルファーのアスリート化によって、飛距離とゴルフ場の長さが合わなくなってきている。
その為に、飛距離を抑制する一つの施策です。
但し、これはゼネラルルールではなくローカルルールです。
ローカルルールとは、簡単にいうとその場の緊急ルール。
今回の試合は、クラブの長さを46インチまでに規制します。と言った感じです。
エンジョイゴルファーにはまったく無縁なお話なので、一切関係ありません。
とはいっても、48インチのドライバーを使っている人はあまりいませんね。
46インチ以上のクラブを使っている人で、公式試合に出る方はローカルルールをチェックしておいた方が良いです。
② グリーン・リーディング・ブックの使用禁止
次に、難しい用語ですが簡単に言うと、グリーンの形や傾斜などが書いてあるメモの事です。
良くプロのトーンメント中継などを見ていると、グリーン上でメモを見ているシーンがありますよね。
そのメモ帳の事です。
こちらもローカルルールなのでアマチュアの方にはあまり関係ないかもしれません。
公式の競技に出る方のみ注意という感じです。
現在使用されているヤーデージブックは、ほとんどの等高線、高低差が描かれているのが現状。
前までは、練習ラウンドでスロープを計ることができるディバイスから得た情報、または人から得た情報をヤーデージブックに書き込みされていました。
人間の力ではなく、機械などで傾斜の数値を出していた訳です。
それは、違うよね。プレーヤーやキャディの力ではないよねってことです。
出来るだけプレーヤーとキャディの目と足などを使った感覚でグリーンのラインを読もうよという意図です。
書き込みが許可されるのはクラブ距離、パッティングで自身、もしくはテレビから得た情報のみ。
その試合で承認したヤーデージブックのみ使用することになっておりサイズも指定ができました。
ヤーデージブックの大きさは7インチ(177ミリ)×4.25インチ(107ミリ)以下。
グリーンの尺度は5ヤードが8分の3インチ(約9.52ミリ)を超えてはならない。
③ アマチュア資格の内容変更
最後にアマチュア資格の変更です。
こちらは、アマチュアでも金銭を得られる幅を広げるという意図が感じられます。
ゴルフのトーナメントに出るようなアマチュアは、莫大な経費が掛かります。
宿泊代、交通費、プレー代、キャディ代や食事代も含めたらかなりの金額です。
トーナメントに出場できるチャンスはあっても金銭的に無理。
そういう選手の芽を摘まない為に作られたルール改定です。
・アマチュアが大会出場のために経費の支援を受ける制限の撤廃
・広告などに出て出演料を得ることが可能になった。
・10万円以下の賞金を受け取れるようになった。(条件あり)
などなどの金銭的は幅が広がりましたので、支援していただける方がいれば有望株の選手に応援して欲しいです。
まとめ
今回は、2022年に改定されたゴルフルールを紹介しました。
基本的には、一般アマチュアの方には関係のないことが多いです。
トーナメントに出れるような方の情報という感じです。
ですが覚えておいて損はないので目を通しておきましょう。