アイアンは良いのに、ドライバーが曲がる。
よくありがちなパターンです。
その為、その修正策としてアイアンとドライバーの握り方を変えるのはどうかなと考える方がいらっしゃいます。
それは結果的に良いことなのか?
今回は、ドライバーとアイアンで握り方を変えるのはアリか?ナシか?に応えていきます。
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
ドライバーとアイアンで握り方を変えるのは良いのか?
ゴルフを初めて30年以上。
ゴルフレッスンを本格的に行って15年。
ドライバーとアイアンで握り方を変える。
単刀直入に言うと、自分自身試してみた結果は良いものではない。
また、レッスンを行っても行ったことはない。
結論、ドライバーとアイアンで握り方を変えるのは、良くないです。
その理由を自身の実体験でご紹介していきます。
自分で、ドライバーとアイアンの握り方を変えてみた結果
まだ、自分が100くらいのスコアの時に、アイアンは良いのにドライバーが曲がる。
やっぱり上手くなりたいから色々な工夫をする訳です。
ドライバーとアイアンでグリップの握り方を変えて打ってみたら、1回目は良い球が出ました。
おっ これか! ありだなと思いました。
しかし・・・ 何球か打っていると。
毎回毎回、握り方が安定しないんです。
そして、握っている感覚が都度都度に違うと気持ち悪くなってきます。
ゴルフって、テニスや卓球などと同じでフェース面という面がボールを曲げる要素になります。
フェース面を扱うスポーツなんです。
しかも、クラブとの接点の握りは大事です。
ティーショットのドライバーは、この握り方。
セカンドのアイアンは、こっちの握り方。
練習場で1発打って成功することはあるでしょう。
しかし、コースで1回1回ごとに打つと毎回握り方が変わって安定しない。
そして、握り方が次第に気持ち悪くなってきます。
その為、自分で試した結果も踏まえてドライバーとアイアンの握り方を変えるのはダメです。
私がレッスンでドライバーとアイアンで握り方を変えない理由
私は、レッスンでも行ったことはありません。
ドライバーとアイアンで握り方が違っちゃっているということなら別ですが。
よくあるパターンとして、アイアンは曲がらないのにドライバーはスライスする。
そんな時に、ドライバーはスライスがしづらいようにストロンググリップで握る。
そうやって、スライスを防止しようとする。
ただ、これ一時的なことで応急処置の処方箋。
ボールが曲がることの本質的な直し方ではありません。
ドライバーの打ち方が悪いのでスイングを変えないと本質的なことは変わりません。
一時的なことでは、この先にゴルフが上手いプレーヤーにはならないでしょう。
現にプロゴルファーでドライバーとアイアンで握り方を変える人はいません。
ちゃんと、本質的なことに目を向けてスイングを改善してみて下さい。
ドライバーとアイアンで握る強さを変えることはある。
ドライバーとアイアンで握る強さを変えることはあります。
ゆるゆるに握ると、クラブのスピードがつくので飛ばしたいドライバーは強く握る。
但し、コントロールするアイアンショットはクラブが暴れないようにいつもより、しっかりと握る。
このような握る強さの握り分けは行なう場合はあります。
まとめ
いかがでしたか?
ドライバーとアイアンで握ることはやっても良いのかな?と考えていた方。
答えは、ダメです。
その理由は2つ。
①握り方が毎回毎回に異なってくるので感覚が悪くなる。
②本質的な直し方ではない。スイングをしっかりと治すべき。
この2つの理由からです。
迷っている方は、必ずといっていいほど行わないでください。