- 1 Qi4DとQi35の違いは?飛距離・やさしさ・性能を比較!買い替えるべき人も解説
- 2 違い① Qi4Dはカーボンフェースが5代目に進化
- 3 違い② Qi4Dはスピン量のバラつきを約40%抑制
- 4 違い③ Qi4Dは空力性能が進化
- 5 違い④ Qi35もかなり完成度の高いドライバー
- 6 違い⑤ TASウェイトはQi35にも搭載されている
- 7 違い⑥ Qi4Dはシャフト選びが大きく変わった
- 8 Qi4DとQi35はどっちが飛ぶ?
- 9 Qi4Dの方が「飛距離が安定する」可能性に注目
- 10 Qi35からQi4Dへ買い替える価値はある?
- 11 今から買うならQi4DとQi35どっち?
- 12 Qi4DとQi35の最大の違いは何?
- 13 Qi4DとQi35を試打するときの比較ポイント
- 14 Qi4DとQi35の違いまとめ
Qi4DとQi35の違いは?飛距離・やさしさ・性能を比較!買い替えるべき人も解説
テーラーメイドから2026年モデルとして登場したQi4Dドライバー。
前作のQi35を使っている人や、中古価格が下がってきたQi35を検討している人なら、
「Qi4DとQi35は何が違う?」
「新しいQi4Dの方が飛ぶ?」
「Qi35から買い替えるほど進化している?」
「今買うならQi4DとQi35どっち?」
と気になりますよね。
結論からいうと、Qi4DはQi35の単純な飛距離アップ版というより、「スピード・スピンの安定性・フィッティング性能」をさらに進化させたモデルと考えると違いが分かりやすいです。
Qi35は「ボール初速・打ち出し角・バックスピン量・寛容性」という飛びの4要素を重視して設計されました。
対してQi4Dでは5代目カーボンフェースや新しいヘッド形状を採用。空気抵抗を抑えるとともに、フェース上下の打点変化によるバックスピン量のバラつきを約40%抑え、有効打点エリアを約10%拡大したとテーラーメイドは説明しています。
では、Qi4DとQi35の違いを詳しく見ていきましょう。

Qi4DとQi35の違いを比較
まずは両モデルの大きな違いをまとめます。
| 比較項目 | Qi4D | Qi35 |
|---|---|---|
| 発売世代 | 2026年モデル | 2025年モデル |
| ヘッド体積 | 460cc | 460cc |
| カーボンフェース | 5代目 | 60層カーボンツイストフェース |
| 空力性能 | 新ヘッド形状で進化 | ― |
| スピン安定性 | バラつきを約40%抑制※ | 飛びの4要素を最適化 |
| 有効打点エリア | 約10%拡大※ | 低重心化で拡大 |
| 弾道調整 | TASウェイト | TASウェイト |
| シャフト | REAXによるフィッティング強化 | 2025 Diamanaシリーズ |
| シリーズ | 4モデル | 主要4モデル+Women’s |
| 基本思想 | スピード+安定性+フィッティング | 飛距離+寛容性+最適弾道 |
※テーラーメイド公式発表によるQi4Dの説明。
こうして見ると、
「Qi35から全部が変わった」
わけではありません。
カーボンフェースやマルチマテリアル構造、TASウェイトなど、Qi35ですでに採用されていた考え方もあります。
そのうえでQi4Dは、インパクト時のスピン安定性や空力性能、ゴルファーに合わせるフィッティング性能をさらに追求した世代になっています。
違い① Qi4Dはカーボンフェースが5代目に進化
まず大きな違いがカーボンフェースです。
Qi35にも60層カーボンツイストフェースが採用されています。
一方、Qi4Dではテーラーメイドのカーボンフェースが5代目に進化しました。
ただし、ここで重要なのは、
「新しいフェースだから一発の飛距離が劇的に伸びる」
と単純に考えないことです。
Qi4Dで特に注目したいのは、打点がズレたときのスピン量です。
違い② Qi4Dはスピン量のバラつきを約40%抑制
今回のQi4Dで、個人的に最も注目したい進化がここです。
ドライバーはフェースのどこに当たるかによってバックスピン量が変化します。
一般的にフェース上側に当たればスピン量が減りやすく、下側なら増えやすくなります。
当然、スピン量が大きく変われば弾道も飛距離も変わります。
そこでQi4Dではフェースのロール角や貫通型スピードポケットなどを改良。
テーラーメイドによると、フェース上下の打点変化によるバックスピン量のバラつきを約40%抑えたとしています。
さらに、その結果として有効打点エリアも約10%拡大したと説明しています。
これはアマチュアにとっても興味深い進化です。
毎回フェースのまったく同じ場所で打てる人はほとんどいません。
例えば、
1球目はフェース中央。
2球目は少し上。
3球目は少し下。
というように打点はズレます。
そこでスピン量が大きく変化すれば、同じスイングをしているつもりでも飛距離が安定しません。
Qi4Dは、「一番飛んだ1球」だけでなく「飛距離のバラつきを小さくする」方向にも進化していると考えると分かりやすいでしょう。
違い③ Qi4Dは空力性能が進化
もう一つQi4Dで大きく変わったのがヘッド形状です。
テーラーメイドはQi4Dについて、空力性能を高めるための新しいヘッド形状を開発したと説明しています。
目的は、
スイング中の空気抵抗を減らすこと。
空気抵抗が減れば、ヘッドをよりスムーズに加速させやすくなります。
テーラーメイド公式では、新ヘッド形状によって空気抵抗を抑え、ヘッドスピードおよびボール初速の向上につなげる設計だとしています。
Qi35では低重心化や重量配分による、
ボール初速
打ち出し角
バックスピン量
寛容性
の最適化が大きなテーマでした。
Qi4Dではそこに、
「クラブそのものを速く振るための空力」
という要素がより強く加わったと考えられます。

違い④ Qi35もかなり完成度の高いドライバー
ここはQi4Dとの比較で非常に重要です。
新製品が登場すると、
「前作はもう古い」
と思ってしまいますよね。
しかしQi35にも、現在につながるテクノロジーが多数搭載されています。
Qi35ではカーボン、チタン、アルミニウム、タングステンなどを組み合わせたマルチマテリアル構造を採用。
さらにフェース面上の重心位置を低くすることで有効打点エリアを拡大し、ミスヒット時にもボール初速が落ちにくい設計になっています。
つまり、
Qi35→Qi4Dで突然まったく別物になったわけではありません。
Qi35で確立した飛距離と寛容性の考え方をベースに、Qi4Dでさらに細部を進化させた、と見る方が実態に近いでしょう。
違い⑤ TASウェイトはQi35にも搭載されている
「Qi4Dはウェイトを交換できるから進化した」
と思っている人もいるかもしれません。
しかし、TASウェイトはQi35にも搭載されています。
Qi35スタンダードモデルでは、
13g×1個
3g×1個
の2つのTASウェイトを前後に配置。
前方を13gにすると低スピン・強弾道方向、後方を13gにすると高弾道・高慣性モーメント方向へ調整できます。
つまり弾道調整機能そのものはQi35にもあります。
「調整できるか・できないか」だけを理由にQi4Dへ買い替える必要はありません。
違い⑥ Qi4Dはシャフト選びが大きく変わった
そしてQi4Dで非常に面白いのがREAXシャフトです。
テーラーメイドは1,100万以上のショットデータを分析し、ゴルファーのスイングタイプに合わせる考え方を採用しています。
大きく分けると、
High Rotation
Mid Rotation
Low Rotation
という3タイプです。
ゴルファーによって、インパクト前後でフェースを大きくローテーションさせる人もいれば、ボディターン中心でフェース開閉が少ない人もいます。
Qi4Dでは、その違いまで考慮してシャフトを選択できるようになっています。
これはQi35との大きな違いの一つです。
従来は、
「ヘッドスピード42m/sだからS」
「軽いシャフトが振りやすいから50g台」
といった選び方をしていた人も多いと思います。
Qi4Dでは、
「自分がフェースをどう動かしているか」
という要素までフィッティングに取り入れています。
つまりQi4Dの進化は、ヘッドだけではありません。
ヘッド+シャフトまで含めて、その人に合ったドライバーを作る
という方向性が強くなっています。

Qi4DとQi35はどっちが飛ぶ?
ここが一番気になりますよね。
しかし、
「Qi4DならQi35より必ず○ヤード飛ぶ」
とは言えません。
ドライバーの飛距離は、
ヘッドスピード
ボール初速
打ち出し角
スピン量
ミート率
などによって変わります。
さらにQi4Dでは、空力性能、スピン安定性、REAXシャフトなどを使って、その人に合わせて飛距離性能を引き出す考え方が強くなっています。
そのため、
Qi4Dの方が飛ぶ人もいれば、すでにQi35が完璧に合っていて飛距離がほとんど変わらない人もいる
と考えるのが自然です。
「最新だから絶対に飛ぶ」という選び方はしない方がいいでしょう。
Qi4Dの方が「飛距離が安定する」可能性に注目
最大飛距離だけではなく、もう一つ見てほしいのが平均飛距離です。
例えば、
1球目:250ヤード
2球目:245ヤード
3球目:230ヤード
というドライバーと、
1球目:248ヤード
2球目:246ヤード
3球目:244ヤード
というドライバーがあったとします。
最大飛距離だけなら前者です。
しかしゴルフで使いやすいのは、後者かもしれません。
Qi4Dでは打点変化によるスピン量のバラつきを抑えることが開発テーマの一つになっています。
そのため試打するときは、
「一番飛んだ球は何ヤード?」
だけではなく、
「10球打ったときにキャリーがどれくらい揃うか?」
まで比較してみると、Qi35との違いが分かりやすいでしょう。
Qi35からQi4Dへ買い替える価値はある?
では、現在Qi35を使っている人はQi4Dへ買い替えるべきなのでしょうか。
これは現在のQi35がどれだけ自分に合っているかで変わります。
Qi4Dを試す価値がありそうな人
現在のQi35で、
スピン量が安定しない
打点によって飛距離差が大きい
もっとヘッドスピードを上げたい
シャフトまで含めてフィッティングしたい
という人なら、Qi4Dを試してみる価値があります。
特にQi4Dで強化されたスピン安定性とREAXシャフトは、Qi35との違いを体感できる可能性があるポイントです。
Qi35をそのまま使ってもよさそうな人
反対に、
Qi35で十分飛んでいる
弾道が安定している
スピン量も適正
方向性にも不満がない
という人なら、Qi4Dが登場したからといって急いで買い替える必要はないでしょう。
Qi35にもマルチマテリアル構造、カーボンフェース、TASウェイトなどが採用されており、飛距離と寛容性を追求したモデルであることに変わりありません。
今から買うならQi4DとQi35どっち?
新しく購入する人は少し話が変わります。
最新性能を重視するならQi4D
最新のテクノロジーを重視するなら当然Qi4Dです。
特に、
5代目カーボンフェース
空力性能を高めたヘッド形状
スピン量の安定性
REAXシャフトによるフィッティング
などはQi4Dを選ぶ理由になります。
コストを重視するならQi35も面白い
一方でQi35には価格面のメリットがあります。
2026年9月20日現在、テーラーメイド公式オンラインストアでは、Qi4Dドライバーが107,800円で掲載されているのに対し、Qi35ドライバーはセール価格42,900円で掲載されています。価格は今後変更される可能性があります。
これはかなり大きな価格差です。
Qi35が自分のスイングに合うのであれば、
「旧モデルだからダメ」
と考える必要はありません。
むしろ価格を考えると、Qi35は購入候補としてかなり面白くなっています。
Qi4DとQi35の最大の違いは何?
ここまでいろいろ比較してきましたが、一言で整理すると、
Qi35=最適な打ち出し条件と寛容性を追求
↓
Qi4D=そこからさらにスピード・スピン安定性・フィッティングを進化
という違いです。
特に、
スピン量のバラつきを約40%抑制
有効打点エリア約10%拡大
空力性能を改善した新ヘッド形状
REAXシャフト
の4点は、Qi4Dを理解するうえで重要なポイントです。
Qi4DとQi35を試打するときの比較ポイント
もしゴルフショップで両方を打てるなら、単純に「どっちが一番飛んだか」だけで判断しないことをおすすめします。
見る数字は、
① ボール初速
② キャリー
③ 打ち出し角
④ スピン量
⑤ 左右のブレ
⑥ 10球程度打ったときの飛距離差
です。
特にQi4Dでは、
「ミスした球がどれくらい飛距離を失わないか」
まで見てください。
ナイスショット同士では差が小さくても、打点が上下にズレたショットで差が出る可能性があります。
Qi4DとQi35の違いまとめ
最後にもう一度整理します。
Qi35は2025年モデルとして、ボール初速・打ち出し角・バックスピン量・寛容性という4つの要素を重視して開発されました。
その翌世代となるQi4Dでは、
5代目カーボンフェース
空力性能を改善したヘッド形状
スピン量のバラつき約40%抑制
有効打点エリア約10%拡大
REAXシャフトによるフィッティング
などが大きな進化ポイントです。
ただし、
Qi4D=誰でもQi35より飛ぶ
という意味ではありません。
現在Qi35を使っていて、飛距離・方向性・スピン量すべてに満足しているなら、無理に買い替える必要はないでしょう。
一方、
「Qi35では打点によって飛距離が変わる」
「スピン量をもっと安定させたい」
「シャフトまで含めて自分に合わせたい」
という人なら、Qi4Dを試してみる価値があります。
そして今から購入する場合は、性能を優先するならQi4D、価格とのバランスを重視するなら値下がりしたQi35という選び方もできます。
最終的には「新しい方」ではなく、
自分が打ったときに、ボール初速・打ち出し角・スピン量・キャリーが最も安定する方を選ぶ。
これがQi4DとQi35を選ぶときの一番大切なポイントです。