幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
アイアンの構え方の手順
スイングを覚える前に、基本の構え方を覚えていきましょう。
アドレスが悪いとスイングそのものが悪くなるからです。
今回は、7番アイアンを基準としてアイアンの構え方を紹介していきます。
①まずは、気をつけの態勢を取ります。
背筋は伸ばして気をつけの体勢。
②足を広げます。
足幅は、両足の内側と肩幅が同じになるくらいです。
③お腹を凹ますようにお辞儀。
股関節から曲げていくことがポイント。
かかとに重心が来るまで、お腹を凹ませてお辞儀をします。
太ももの裏が張るくらいがポイント。
④ヒザを曲げます。
ヒザを少しだけ曲げて、つま先に重心を戻します。
⑤手はダラーンと垂らして、その場所でグリップをしましょう。
⑥肩・肘・腰・ヒザ・つま先の部分が目標ラインと平行になるようにしましょう。
⑦ボールの置く位置
両足の真ん中より1個分左足側にボールに置きましょう。
7つのステップでアイアンの構え方の完成です。
アイアンの構え方でよくある質問にお答えします。
単純に構え方と言っても、簡単ですが細かく考えると色々と質問が出てきます。
お客様から受ける質問事項や多い間違いなどを紹介していきます。
アイアンの立ち方で足幅はどのくらい?
アイアンの足幅はどのくらいなのか基準を持ちましょう。
7番アイアンの足幅は、両足の内側が肩幅と同等。
7番以上のクラブになったら、ボール半分ずつ両足を広げていく。
7番以下のクラブになったら、ボール半分ずつ両足を狭めていく。
このような意識を持って頂けると良いと思います。
7番アイアンの目安としては、両足の内側に肩幅がちょうど収まるくらいが良いです。
アイアンのアドレスの肩ラインは水平?
アイアンでの構えは少し右肩が下がることが正解です。
グリップの位置が左右平行に握っていません。
右打ちの方であれば、右手の持ち手が下になります。
その為、右肩が下がっていることが正解です。
ドライバーとアイアンでグリップの握り方は変わりますか?
握り方が毎回毎回違ったら、安定はしませんよね。
ドライバーはスライスするからストロンググリップ。
アイアンはスライスしないからスクエアグリップなどと考えるのはあまりよくありません。
パター以外は、すべて同じグリップの握り方をしましょう。
アイアンのアドレスのつま先の向き
アイアンでのつま先の向きはハの字に開きます。
その際、左足の方が少し多く開いておいて良いです。
フォロースルーの方が体の回転量が多いためです。
アイアンのグリップの手の位置
手の位置は、前傾を取って力を抜いてダラーンと手を垂らした位置です。
そこが力感が抜けた位置なのでそこでグリップをしましょう。
アイアンの構え方の重心配分
比率で言うと、右足5:左足5の重心配分になります。
アイアンショットでティーアップする際の高さ
ショートホールなどでのティーアップする場面があると思います。
その際、どのくらいの高さにするのか?
芝の先端とボールの一番下の部分が揃うくらいにティーアップしてみましょう。
アイアンの構えで肘の向きはどうなる?
アイアンの構えでは肘はやや内側に絞る。
スイングで、肘を内側に絞るような使い方をするのでその準備段階です。
後方から見たら、肘のラインが目標方向と平行にしましょう。
アイアンの構えた際の足裏の重心位置
アイアンショットのアドレスの足裏の重心位置です。
足裏の重心位置は母指球におきます。
ジャンプをしてバランスが取れるポジションです。
アイアンを構える際のフェースの向き
アイアンショットの際の、フェースの正しい向きですが基本的には目標に直角に向けましょう。
まとめ
今回は、基本のアイアンの構え方をご紹介しました。
ゴルフを始める方が最初に持つクラブは、7番アイアンが多いです。
その為、7番アイアンを構え方の基準と考えていくと良いでしょう。
構え方が悪いと、良いスイングに繋がらないのでスイングの前に良いアドレスを身につけましょう。
地味ですが非常に大切な部分です。