ゴルフギアの用語で慣性モーメントという用語があります。
なんとも、難しそうな言葉ですよね。
2024年のドライバーがテーラーメイドやキャロウェイから発売されますが、各社のトレンドは慣性モーメントの高さ。
慣性モーメントが高いことで、ボールの曲がりを抑えることが出来ます。
今回は、ゴルフクラブの慣性モーメントって何?簡単に解説を紹介していきます。
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
ゴルフクラブの慣性モーメントって何??簡単に解説
ゴルフクラブには、慣性モーメントというものがあります。
2024年のテーラーメイドのドライバーヘッドの売りは、慣性モーメントが10000越え。
これってどういうことなのか?簡単に紹介します。
ゴルフクラブに於ける慣性モーメントとは、簡単に言うとフェースの開閉動作と思っていただければ良いと思います。
例えば、
大きいダンプカーがカーブを曲がろうとします。
大きいダンプカーは、小回りが利きづらく車体を曲がる方向に回しづらい。
直進性は高いということになります。
クラブでいうと、フェースの開閉がしづらい。これが慣性モーメントが高いクラブと言います。
逆に、スポーツカーがカーブを曲がろうとする。
スポーツカーは、カーブを簡単に曲がることができ、車体を曲がる方向に向けやすいですよね。
ゴルフクラブで言うと、クラブフェースの開閉動作がしやすい。
こういうクラブのことを、慣性モーメントが低いクラブと言います。
慣性モーメントが高いクラブは、フェースのブレが少なくなる。
ドライバーで芯でボールを捉えられれば、ヘッドのブレは少なくなります。
ですが、例えばヘッドの先端(トゥ)側でボールをヒットしてしまう。
そうなると、ヘッドが衝撃で当たり負けをしてしまうのでフェースが開いてしまいます。
慣性モーメントが高いドライバーは、この際にフェースがブレることが抑えられます。
その為、慣性モーメントが高いドライバーはボールが曲がりづらくなるという訳です。
慣性モーメントが高いドライバーはパワーロスを防げる。
例えば、ドライバーで先端にヒットしてしまう。
そうすると、ボールに当たり負けをしてフェースが開いてしまう。
ということは、そこで力が逃げてしまっている訳です。
慣性モーメントが高いドライバーは、フェースの開閉動作が少ないのでミスヒットをしてもフェースがズレない訳です。
その為、芯を外してもフェースがブレないので力が逃げません。
慣性モーメントが高いクラブは飛距離ロスを防ぐことが出来ます。
慣性モーメントが高いクラブは、ボールを曲げるのが難しい。
クラブのネック周りにも慣性モーメントが関わってきます。
ネック軸周り慣性モーメントと言います。
ネックを中心にフェースが回転しやすいか?と言うことです。
例えば、ドアがあるとしましょう。
ドアの壁との取り付け部分が、クラブでいうネック部分です。
ドアを90度開いてみましょう。
大きいドアは、90度開くまでに大きく動かさないといけないので開閉が簡単ではありません。
逆に、小さいドアを90度まで開くのは簡単にできるでしょう。
大きいドアは、開閉動作が簡単ではない。=慣性モーメントが高い。
小さいドアは、開閉動作が簡単にできる。=慣性モーメントが低い。
ドローボールやフェードボールなどボールを曲げて打ちたいという方は、慣性モーメントが高いドライバーは操作性が悪いので難しいと言えます。
ボールを曲げたい方は、慣性モーメントが低いドライバーの方が合っています。
まとめ
今回は、ゴルフクラブの慣性モーメントって何?を解説しました。
慣性モーメントは、クラブの開閉動作に関わることです。
慣性モーメントが高いクラブは、フェースの開閉動作が抑えられますので、直進性が高く曲がりづらいと言えます。
ボールが曲がってしまうという方には、非常に合っていると言えます。
2024年に発売されるドライバーは、慣性モーメントの高さが売りとなっているのでぜひ、試してみて下さい。
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