ウェッジで52度と58度のクラブをお持ちの方は多いと思います。
状況によって、52度を使った方が良いのか?
はたまた、58度のウェッジを使ったら良いのか?
非常に迷いますよね。
まずは、特徴を知ってみてみると良いと思います。
今回は、ウェッジの52度と58度の使い分けの仕方をご紹介していきます。
ウェッジの特性を知ることで、アプローチの技術も向上すると思います。
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
距離で52度と58度を使い分けます。
私は、EDEL GOLFの52度と58度のウェッジを使用してます。
もちろんながら、フルショットでは距離が変わります。
私の場合、
58度のウェッジではフルショットの距離が80ヤード。
52度のウェッジではフルショットの距離が100ヤード。
距離によっての使い分けが一つです。
単純に、
80ヤードの残り距離なら58度のウェッジで打つ。
100ヤードの残り距離なら52度のウェッジで打つ。
距離によって、52度と58度を使い分けるシンプルな使い分け方です。
自分のフルショットの距離を測ってみると良いです。
どのくらい転がしていくかで52度のウェッジと58度のウェッジを使い分ける。
そして、52度のウェッジと58度のウェッジではボールがグリーンに落下してからボールの転がる量も変わります。
当然ながら、52度の方がロフトが立っているのでグリーンに落下したあとボールが転がります。
距離別に、52度と58度ではキャリーとランがどのくらいの比率なのか検証しました。
そこによって、状況ごとに打ち分けをすることが考えられます。
グリーンの固さはコースによって変わりますので、参考値として見て下さい。
10ヤードのアプローチを52度と58度で打った場合。
グリーン周りから10ヤードのアプローチを打った場合の、キャリーとランがどのくらいか?
実際に、52度と58度のウェッジでグリーンエッジからピンまででキャリとランがどのくらいの比率なのか?
52度ウェッジ | 58度ウェッジ | |
キャリー | 5ヤード | 6ヤード |
落下後の転がり | 5ヤード | 4ヤード |
TOTAL | 10ヤード | 10ヤード |
30ヤードのアプローチを52度と58度で打った場合。
グリーン手前15ヤード。エッジからピンまで15ヤードでトータル30ヤード。
アプローチを打った場合の、キャリーとランがどのくらいか?
キャリーとランの比率を見てみて下さい。
52度ウェッジ | 58度ウェッジ | |
キャリー | 20ヤード | 24ヤード |
落下後の転がり | 10ヤード | 6ヤード |
TOTAL | 30ヤード | 30ヤード |
50ヤードのアプローチを52度と58度で打った場合。
グリーン手前35ヤード。エッジからピンまで15ヤードでトータル30ヤード。
アプローチを打った場合の、キャリーとランがどのくらいか?
キャリーとランの比率を見てみて下さい。
52度ウェッジ | 58度ウェッジ | |
キャリー | 42ヤード | 45ヤード |
落下後の転がり | 8ヤード | 5ヤード |
TOTAL | 50ヤード | 50ヤード |
70ヤードのアプローチを52度と58度で打った場合。
グリーン手前55ヤード。エッジからピンまで15ヤードでトータル70ヤード。
アプローチを打った場合の、キャリーとランがどのくらいか?
キャリーとランの比率を見てみて下さい。
52度ウェッジ | 58度ウェッジ | |
キャリー | 65ヤード | 67ヤード |
落下後の転がり | 5ヤード | 3ヤード |
TOTAL | 70ヤード | 70ヤード |
という風に距離ごとにキャリーとランの比率が変わります。
ピンの位置によって、52度か58度か使い分ける。
上記のように、距離別のキャリーとランの転がりの比率の参考値が出ました。
ピンの位置によって、戦略を立ててクラブ選択を変える事も手です。
アプローチは、どのくらいボールを転がせるか?で番手を決めると良いでしょう。
グリーンエッジからピンが近い場合。
グリーンエッジからピンが近い場合、当然ながら転がりが少ない方が良いです。
なので、ピンがエッジから近い場合は転がりが少ない58度のウェッジを使う。
どのくらい転がりが出ても良いかは、前項の数値を参考にしてください。
グリーンエッジからピンが遠い場合
グリーンエッジからピンが遠い場合は、
・58度のウェッジを使ってピン近くにボールを落として転がりが少ない球筋で攻めていく。
・52度のウェッジを使って手前から転がして攻めていく。
ピンがエッジから遠い場合は、2つの攻め方が出来ます。
その場合は、自分の得意な方を選択すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、52度と58度のウェッジの使い分けを紹介しました。
・番手のフルショットの距離が違う。
・58度は52度より、ランが少ない。
・52度は58度より、ランが多い。
エッジからピンまでどのくらい転がせるか?で52度か58度の使い分けをすると良いでしょう。
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