【千葉県ゴルフ コースレッスン】110切りのスコアを出すための考え方

2020年5月15日

本日は、千葉県 京葉カントリークラブにてコースレッスンでした。
京葉カントリークラブ

こちらの、ゴルフ場には谷 将貴ゴルフアカデミーの施設が併設されています。

今日は、通常のレッスンプランではなく18ホールスループレーでのコースレッスンを実施しました。

 

お客様は定期的にお越しくださるU様です。

 

【レッスンテーマ】
スコアを出すことを考えたラウンド方法

 

ご本人の難点は、体が暴れてしまうことです。

その為、
・スイングに上下動が多く、ダフリやトップのミート率の悪いミスが出る。

・体を振り過ぎてしまうので、ドライバーの振り遅れのスライスがでて曲がりが大きくなる。

などのミスが出てしまいます。

 

スイング中の体が暴れてしまう為、曲がりが出る。ミート率が悪くなる。

いわゆるボールの当て勘

当てることが上手ければまだ良いのですが、まだゴルフ歴の浅い方には不向きです。

このようなタイプの方は、始めた当初はスコアが悪く伸び悩みます。

 

【原因】

・飛距離を飛ばそうと考えすぎていることです。
・スイング中の下半身の使い方が悪いことです。

上記の2つが悪いのでショットに関しては乱れます。

 

レッスン内容

まずは、

飛ばそう。 ⇒ ショットが暴れる。 ⇒ 大たたきホールが増える。 ⇒ スコアが出ない。

この図式を変えましょう。ということをお伝えしました。

 

① 目標設定を作る。

まだ、ゴルフ歴は浅いのでラウンドスコア108に設定しました。

108ということは、ダブルボギーペースです。

スコアカード

スコアカードのPARの数字を修正テープで消し、ダブルボギー計算の2打出した数字に書き換えてしまうのがオススメです。

ダブルボギーで回ると計算すれば、

PAR3のホールは、3打でグリーンオンさせる。2パット

PAR4のホールは、4打でグリーンオンさせる。2パット

PAR5のホールは、5打でグリーンオンさせる。2パット

この目標設定で108が出る計算です。

110を切れない方。こう考えれば簡単に感じませんか?

 

飛ばそうと考えすぎている。 これは、72を目指すなら必要です。

108を切るだけなら飛距離は必要がないことをお伝えしました。

 

これで、スイングが暴れることを考え方で直していきます。

 

② ホールの距離から逆算をする。(考え方)

次に、ホールに着いたらまず第一に考えることをレクチャー。

①ホール全体を見ること。

②ティーショットで大たたきになるところはどこか?どこならミスしてもOKか?

③ホールの距離です。
ホールの距離

上記のホールは、384ヤードのPAR4です。

『ダブルボギーで良ければ、4打でグリーンオン。2パットでOKなんですよ。』

と考え方を明確にします。

 

その中で30ヤード以内のアプローチなら、ほぼグリーンオンできるハズですから4打目には必ずそこまで運びましょう。とお伝えしました。

ということは、384ヤードから30ヤード引くと354ヤード。

354ヤードを3打で運べれば良いことになります。

ドライバー 160ヤード

アイアン 130ヤード

アイアン 80ヤード

上記の3打で、370ヤードです。 残りの4打目のアプローチが14ヤードになります。

 

こう距離から逆算して考えれば、非常に簡単になります。

ドライバーを飛ばす必要がありますか?

アイアンを飛ばす必要がありますか?

ということを、お伝えしました。

 

ドライバーを220ヤード飛ばせるなら、
・クラブを短く握って、ミート率や曲げを小さくする。
・スイングの大きさを小さくして、安定を図る。
・ゆったり振ってバランスを良くする。

など、距離を落としても必ず方向性を出せるショットを一つ作ることがオススメです。

練習場で、バシバシ気持ちよく打っているのは運動です。

 

アイアンも同様、
・クラブの番手を一つ上げれば距離が補える。
 人間の心理で、同伴者と同じ番手か小さい番手を持ちたがる。飛ばし比べじゃないです。

打つクラブの番手を上げれば距離は出ますから、スイングを小さくしてミート率を上げても良いハズです。

 

ホールの距離から逆算して考える。

それであれば、飛ばそうと考える発想がなくなってきます。

 

 

③ 確率良く飛ぶスイングを心掛けてもらう。(スイング編)

スイング面に関しては、下半身が暴れることだけを意識して頂きました。

 

【レッスン前】
問題は、下半身の使い方が悪く前傾が保てないことです。

下記のドライバーショットは、下半身が前に出て体とボールの距離が近くなりヒールに当たるミス。ドライバースイング

アイアンショットも、伸びあがってトップのミスが出ます。
アイアン トップのミス

【レッスン後】
下半身の使い方、ボールへ当てるイメージを変えました。
レッスン後
レッスン後のインパクト

ダウンブローでナイスドローボールです。

 

ハンドファーストでもインパクトできミート率UP。
ハンドファースト インパクト
フォロースルー

 

ドライバーショットも250ヤード先を見ないです。 150ヤード先に目線を持っていきます。

遠くを見るだけで、飛ばそうという意識が入り暴れます。

150ヤード先に、ゆったりバランスよく振ってもらいます。

綺麗な、レイドオフコンパクトなトップ。
ドライバー トップ

綺麗なフィニッシュ。
フィニッシュ。

 

でも、普段から振り過ぎているので結果はナイスドローで210ヤード。

まずは、これで良いです。

レベルとともに目標飛距離を上げていけば良いと思います。

 

 

傾斜地は下半身をブラさない。

大たたきになりやすい原因のもう一つ。

傾斜地です。

傾斜地はしっかり股関節を入れて構えて打つとブレが減ります。
つま先下がりの傾斜の構え

股関節を入れたままバックスイング。
つま先下がりの傾斜のバックスイング

 

 

パターはフェース面をスクエアに合わせること

パターは構え方がズレていたのでチェックしました。

【レッスン前】
パターをグリーン面に合わせる際にトゥが上がりていました。
これでは、フェース面が左を向きやすく。打ち出しがズレてしまいます。
レッスン前のパターの構え方

 

【レッスン後】
パターを吊るように構えていただき、パターヘッドをスクエアに置いてもらいました。
レッスン後 パターの構え方

 

 

今後の課題

【ショット編】
ショットに関しては、安定性を作っていくこと。
距離を多少落としても、80%の確率で目標へ飛ぶ安全なショットを作ること。フルスイングがすべてじゃない。
下半身の蹴り方をマスターしていくこと。

【傾斜地】
ゴルフ場に行くと、様々な傾斜地があるので傾斜地の打ち方を覚えていく。

【ショートゲーム】
グリーン周りに来たら、すぐにサンドウェッジという考えを持たない。確率のゲームなのでパターで安全ならパターを使う。
グリーン外からパター練習を増やすことで、安全に寄せることもできます。

【パター】
パターの打ち出す感性は抜群です。このままいきましょう!

 

本日はありがとうございました。 スコアは目標ならずでしたがもったいないミスが多いのですぐに減らせると思います。

来週もコースレッスンが入っているので課題強化です!!