シャフトが柔らかい。シャフトの違いで球筋が変わるか?試してみた。

自分に合ったシャフトを見つけるのは非常に難しいです。

シャフトの柔らかさ。

シャフトの重量。

シャフトのキックポイント。

色々な項目を考えると、自分に合ったシャフトを見つけるのは大変です。

今回は、シャフトが柔らかい。シャフトの違いで球筋が変わるのか?試してみました。

シャフトの硬さで球筋がどう変化するのか実験です。
※尚、ドライバーでのテストです。

□この記事を書いたゴルフコーチ
ゴルフコーチの池野谷 光宏です。

幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。

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シャフトが柔らかい。シャフトの違いで球筋が変わるか試してみました。

シャフト選びの中でも、シャフトの柔らかさや硬さでどう球筋が変わるのか?試してみました。

今回は、自分で打ってみてどう変化するのか?試してみました。

テストには、弾道測定器のGCを使用。
弾道測定器 GC2

そして、クラブはステルス HDドライバー。
ステルス HD ドライバー

通常、私は60グラム台のSシャフトを使用しています。

今回は、次の2本のシャフトでテスト。

まず、1本目はディアマナ BF 60(Sフレックス) 65グラムで中調子のシャフト。
ディアマナ BF60

2本目は、テーラーメイドの純正シャフトでTENSEI 50 (Rフレックス)約52グラム 中調子のシャフトです。
テンセイ シャフト

打ってみて、以下の4項目を比較しました。

・飛距離
・ボールの高さ
・ボールの曲がり
・打ってみたタイミング

以上の4項目です。

それでは、実際に打ってみました。

初めは、普段使っているシャフトの硬さからです。

弾道は、ドローボールです。
通常のシャフトの弾道

データは下記となっています。
通常のシャフトのデータ

次に、柔らかいシャフトに付け替えて計測しました。

球筋は同じくドローボールです。
柔らかいシャフトの弾道

そして、柔らかいシャフトのデータです。
柔らかいシャフトの弾道データ

それぞれを表にまとめます。

通常のシャフト柔らかいシャフト
ヘッドスピード49.5m/s49.1m/s
ボール初速68.7m/s69.1m/s
ミート率1.391.41
打ち出し高さ10.2度10.8度
バックスピン量2167回転2753回転
サイドスピン量フック500rpmフック630rpm
キャリー254.0ヤード254.8ヤード
トータル飛距離278.9ヤード273.2ヤード

以上のデータが取れました。

それぞれを分けて解説していきます。

 

シャフトが柔らかいと飛距離はどう変わるのか??

まずは、飛距離ですシャフトが柔らかいと飛距離にどう変化が起こるのか?

ヘッドスピードがあり、ミート率が良いとボール初速が速いと飛距離が出ます。

普段の通常シャフトは、ボール初速が68.7m/s

柔らかいシャフトは、ボール初速69.1m/s

と柔らかいシャフトの方が初速が出ました。

ですが、柔らかいシャフトの方が約5ヤード飛んでいません。

これは、柔らかいシャフトの方がバックスピン量が増えたことでランがなくなり飛距離が落ちたことが考えられます。

 

シャフトがしなることでスピードは出るかもしれませんが、バックスピンが多かったことで飛距離は出ませんでした。

ですが、ロフトがもの凄く立ったドライバーヘッドなら飛距離は出るかもしれません。

試してみたいですが、市販のドライバーでは8度くらいがMAXなのでダメですね。

 

シャフトが柔らかいとボールの高さはどう変わる??

次に、ボールの高さです。

通常のシャフトは、打ち出し角が10.2度でバックスピンが2167回転。

柔らかいシャフトは、打ち出し角が10.8度でバックスピンが2753回転。

 

柔らかいシャフトの方が、打ち出し角が0.6度高くなり、バックスピンが600回転近く増えました。

柔らかいシャフトの方が高さが出ると言えます。

これは、インパクトでシャフトの逆しなりが起こりロフトが増えた状態で当たったと思われます。
シャフトが柔らかいロフトが寝る

柔らかいシャフトの方が、打ち出し角が高くなり、バックスピン量が増えたのでボールが上がります。

 

シャフトが柔らかいと曲がりはどう変わる?

次に曲がり編です。

データではサイドスピンという表記です。

サイドスピンというのは、ボールに横の回転角度が加わりフックやスライスなどの曲がりに繋がる量です。

通常のシャフトは、フック回転が500rpm。

柔らかいシャフトは、フック回転が630rpm。

数字が大きい方が曲がっています。

私は、インパクトでシャフトがしっかりと戻ってくるタイプなので逆しなりが柔らかいシャフトだと大きくなりフック量が増えました。

振り遅れる方は、柔らかいとヘッドが戻ってこずスライス量が増えると思います。

 

シャフトが柔らかい方が、ヘッドが暴れてしまうのでボールが曲がると思います。

また、芯を外した際にヘッドが当たり負けをしてぐるっとズレます。

その為、芯を外した場合も柔らかいシャフトの方がボールが曲がってしまいます。

 

シャフトが柔らかいとスイングのタイミングはどう変わる?

最後に、タイミング編です。

通常のシャフトに比べると、柔らかい方がシャフトのしなりが大きくなります。

その為、切り返しでシャフトがたわむ量が多くなる。

インパクトでシャフトがしなり戻るのを待たないといけない。

シャフトのしなる量が多いので、タイミングを取るのは柔らかいシャフトの方が難しいです。

 

まとめ

いかがでしたか?今回は、シャフトが柔らかい。シャフトの違いで球筋が変わるか?試してみました。

シャフトが柔らかい方が、

・飛距離が落ちる。

・ボールは上がる。

・曲がりが大きくなる。

・タイミングを取るのが難しくなる。

以上の結果が得られました。

シャフトの違いで、全然変わります。

ちゃんと、試打などをしてから購入した方が良いですね!

 

記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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