アプローチのシャンクの原因と直し方を丁寧に教えます。

ゴルフコーチ 池野谷です。

グリーンまでなんとか運んだ。

よしっ 寄せればパーが取れる。

打った瞬間。パシーンと真右へボールが飛ぶシャンクが。

次のホールからアプローチを打つのが怖くなる。

当然、その日のゴルフはガタガタ。

そんな経験に陥っている方は多々いらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、アプローチショットでのシャンクにお困りの方に原因と直し方をご紹介します

 

 

アプローチのシャンクが出てしまう5つの原因と直し方

イケノヤ コーチ
アプローチのシャンク。
メチャクチャ怖いですよね。
私も、20歳の頃に陥って嫌になっていた時期ありました。
アプローチのシャンクには5つの原因があります。
直し方と合わせてご紹介していきます。
まず、シャンククラブのネックに当たるシャンクと先端のトゥに当たるトゥシャンクの2種類あります。
アプローチでのシャンクは、基本的にネックに当たるシャンクがほぼです。
ウェッジのネック
イケノヤ コーチ
ネックに当たってしまっているということは、
単純に単純に考えてですよ。

アドレス時のクラブ・ボールの位置よりも
アドレスのボールの位置


インパクト時のクラブの位置がボールより前に出ている。
アプローチ シャンク


これがシャンクの原因です。

イケノヤ コーチ
ただし、人によってクラブがボールより前にでてしまう原因が変わります。
大きく分けて5つの原因があります。
イケノヤ コーチ

次の手順で直していってみてください。

①下記のシャンクの原因を覚えておいてください。
②自分のスイングを撮ってみてください。
③どの原因が当てはまるか?確認してみてください。
④原因に対しての処方箋も載せてありますので練習して怖さをなくして自信をつけてください。
⑤コースで実践です!!

アドレスがボールに近い。

イケノヤ コーチ
まずは、アドレスの近さを疑ってください。
通常のアドレスは、
グリップエンドと自分の体にこぶしが1つくらい入ります。
アプローチのアドレス
しかし、体とクラブの間隔が近い。
アプローチのシャンクが出やすい構え
このような場合、少しでもつま先に重心がかかり前に出てしまうと、
空間がないのでネックに当たりやすくシャンクが出ます。
イケノヤ コーチ
この場合、自身の構えを再チェックしてみてください。
体とグリップのお尻の間にこぶしが1個入るくらいが目安です。
アプローチがシャンクするという方の原因は、まずはアドレスが近いこと。
体とボールとの距離がないので、少しでも体がブレるとシャンクになりやすいからです。

インパクト時に体が前に出てしまってシャンクしてしまう。

イケノヤ コーチ
構えの位置より、クラブが前に出てしまうとシャンクになる訳したね。
元の構えの位置よりも体が前に出てしまう(ボールに近づく)とシャンクが出やすくなります。
通常のアドレスです。
アプローチのアドレス
そして、理想のインパクトでは元々のアドレスの位置から変わらないように回転して打っていきます。
アプローチのインパクト
イケノヤ コーチ
しかし、インパクト時につま先に重心がかかりボールに近づいてしまうと、
アドレス時より前にでてしまうことでシャンクが出やすくなります。
アプローチのシャンクの原因 前に出ている

体が前に出てシャンクを引き起こしている際の直し方

イケノヤ コーチ
このような場合、つま先側に重心がかかり過ぎて打っていくことが原因です。
かかと重心で打っていくことによって、体がボールに近づくことを抑えられます。
① ボールを1個用意します。
シャンクの直し方 ボール

②右足のつま先を上げボールを踏みます。
かかと重心になります。
そのまま、アプローチショットを打っていきます。

アプローチ シャンク 体が前にでない練習

イケノヤ コーチ
かかとに重心がかかって、打っていくために体が前にでてボールに近づかないようになります。 元のクラブの位置でインパクトをすることができます。
フォロースルーまでボールを踏んだまま振ってみてください。
アプローチ シャンク 体が前にでない練習 ②
シャンクが出る原因のその2はスイング中の重心がつま先にかかりすぎていること。
つま先に重心がかかることで、ボールと自分の距離が近づいてしまうからです。

アウトサイドからクラブが降りてきてシャンクしてしまう。

イケノヤ コーチ
さあ3つ目の原因は、
アドレス時のクラブの位置より前にクラブが出てしまうことでシャンクは出てしまう。
その原因を説明していきます。
トップから、スイングプレーンに近くクラブを振っていきます。
アプローチショット
しかし、クラブがアウトサイドからクラブが降りてきてしまうと、
元々のアドレスの位置よりもクラブが前に出てしまうためにシャンクが出やすくなります。
アプローチ シャンク アウトサイドからクラブが降りてくる

クラブがアウトサイドから降りてきてシャンクしてしまう方の直し方

イケノヤ コーチ
このような、タイプはボールをつぶそうという意識がありますから、その意識がある方はなくしましょう。
また、少しインサイドアウトを意識することでシャンクがなくなります。
【インサイドアウト軌道】
プッシュアウト
イケノヤ コーチ
体の近くからクラブを下ろす意識を持ってください。
プレーンより下からクラブを降ろすくらいの意識を持ってください。
アプローチ インサイドアウト
アプローチでシャンクになる方の原因のその3は、アウトサイドからクラブが下りてきて飛球線側にヘッドを出していってしまっていること。
アウトサイドからクラブが下りてくると、ヘッドがボールの前から降りてきているので、アウトサイドからクラブを使うときはインサイドにクラブを抜きましょう。

手で当てにいってシャンクしてしまう。

イケノヤ コーチ
4つ目のパターンは、初心者などの方に多い原因です。
テニスなどのラケットは持ち手からの重心がちょうど芯になります。
テニスの芯
しかし、ゴルフクラブは持ち手からの重心位置がネックになってしまいます。
ゴルフクラブの重心
まだ、初心者でボールに当たらない。芯に当てる感覚がまだない。
その為からボールに手で当てにいってネックに当たってシャンクが出てしまいます。
アプローチ 手で当てに行ってシャンクしてしまう。

手で当てにいってシャンクしてしまう方の直し方

イケノヤ コーチ
手で当てにいってしまう方は、体とクラブの距離が変わってしまいます。
手で当てにいってしまうと、体とクラブの距離が遠ざかります。
体と手が遠ざかってしまう。
イケノヤ コーチ
その為に、アプローチショットでシャンクが出てしまいます。
そのような方は、体とクラブの距離を変えないように体で振る素振り練習を行います。
①クラブを短く握ります。
クラブを短く握る
②グリップのお尻をおへそに当てて構えます。
おへそにグリップをあてて構える。
③おへそにクラブのお尻をつけたまま体の回転で素振りを行います。
クラブがおへそについたままテークバック
おへそにクラブをつけたままテークバック
おへそにクラブをつけたままインパクト
おへそにクラブをつけたままインパクト
おへそにクラブをつけたままフォロースルー
おへそにクラブをつけたままフォロー
イケノヤ コーチ
このように、体とクラブの距離が変わらないように素振りをします。
距離が変わらなければ、クラブが前にでてネックに当たることはないですよね。

アプローチでシャンクする原因のその4は、手打ちによることです。

手で当てにいってしまうことで、手と体の距離が遠ざかってしまいシャンクを引き起こします。

 

左ワキがあいてシャンクしてしまう。

イケノヤ コーチ
特にフェースを開いて打つ方に多いシャンクの原因です。
アプローチでボールを高く上げる場合にはフェースを開きます。

フェースのネック部分がそもそもボールに近づきます。

アプローチ フェースを開く

フェースが開いた状態でダウンスイング時に左ワキがあいてしまいます。
アプローチ 左ワキがあく
左ワキがあくと、さらにフェースが開きネック側が前に出ていきシャンクが出やすくなります。
フェースを開く

左ワキがあいてシャンクしてしまう方の直し方

イケノヤ コーチ
左ワキがあいてしまう方の直し方です。
まずは、フェースを開くと目標ラインよりフェース面が若干右を向きます。
フェースの向き
その為、振り抜きは目標より左に振り抜く必要があります。
決して目標方向にヘッドを出していこうという考えはなくしてください。
目標方向にヘッドを出そうとしてしまうと左ワキがあいてシャンクを引き起こします。
イケノヤ コーチ
そして、左ワキが空いてアプローチのシャンクを引き起こす方は、このように練習を行ってみてください。
①グローブを1枚用意します。
シャンク防止練習 グローブ
②グローブを左ワキに挟みます。
シャンク防止練習 グローブをわきに挟む
③左わきにグローブを挟んだままアプローチショットを行います。
※その際に、グローブは落とさないように注意。
シャンク防止練習 グローブをわきに挟んだまま打つ
ポトンとグローブが落ちてしまうと左ワキが空いてしまった証拠です。
左ワキがあく
イケノヤ コーチ
このように練習してみてください。
距離は20ヤードから30ヤードくらいを目標にしてみてください。
シャンクの原因の最後は、フェースのネック側が左脇が空くことで出て行ってしまうことが原因です。
左脇と体を密着させて打ってみましょう!!

まとめ

いかがでしたか?今回はアプローチショットでのシャンクの原因と直し方を紹介しました。

グリーン周りまで順調に運んで、グリーン付近からペチッとシャンクしてスコアを崩したら正直ガックリですよね。

一番、精神的ショックはデカいです。

まずは、シャンクの原因を知る。

そして、自分がどの原因のシャンクか当てはめる。

これだなと思う原因に対して適切な直し方を行う。

練習でシャンクしない自信をつける。

そして、コースで実践しシャンクが出ないことを確認し更に自信に繋げる。

このサイクルでシャンクを撃退して頂ければと思います。

ベストスコア更新しましょう。