アプローチの練習は球の高さを揃えることを意識する。

 
イケノヤ コーチ
アプローチの練習を行う際は、球の高さを意識すること。
これが非常に大切です。
なんで球の高さに意識したほうが良いのか?
ドライバーショットは距離が出る為、ミート率より曲がりを気をつけます。
どんどんクラブが短い番手になってくると逆に曲がらない分、ミート率が重要になってきます。
ミート率=距離感です。
距離感はまずしっかり当てることが重要。
 
球の高さが揃ってるということは、しっかりミート出来ている証拠です。
 
今回は、アプローチの練習時に球の高さを揃えたほうが良い理由と揃える為に重要なことをご説明します。
 
□この記事の内容
★アプローチの練習は30ヤードを徹底的に行う。
★アプローチの球の高さを揃えるとは?
★アプローチの球の高さを揃える為に重要なこと。

 
□この記事の信頼性
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
 

アプローチの練習は30ヤードを徹底的に行う。

まず、アプローチの練習はする際は基本の練習からしましょう。

基本のアプローチとは、ピッチエンドランと言われるキャリー5 : ラン5の球筋です。
ピッチエンドラン アプローチ

そして、ピッチエンドランで30ヤードのアプローチを行います。

なんで30ヤードかは、グリーンの幅はだいたいが約30ヤードくらいがほとんどで使用する頻度が高いからです。

この30ヤードのアプローチでスイングフォームを作っていく訳です。

 

アプローチの球の高さを揃えるとは?

30ヤードのピッチエンドランの練習をしているとしましょう。

振り幅や振っているスピードは毎回同じように振っています。 

その時のボールの打ち出しの高さがまちまちになっている。

これは、スイングの最下点がバラバラでクラブの当たり方が毎回違っているということです。

 

★ボールの打ち出し角度が高い。=ダフリが出やすい。⇒距離が飛ばない。

★ボールの打ち出し角度が低い。=トップが出やすい。⇒距離が飛び過ぎてしまう。

 

など、ミスが出やすいことと飛ぶ距離が変わりやすくなってしまいます。

 

 

 
イケノヤ コーチ
30ヤードのアプローチの練習をした際、
同じ振り幅、同じスピードでクラブを振ったら毎回同じ高さでボールが飛ぶようになった。

これは毎回、クラブの当たり方が正確ということ。ミスヒットがないということです。

 

 

アプローチの球を揃える為に重要なこと

 
イケノヤ コーチ
アプローチの球の高さを揃えるには、2つのポイントがあります。
①体の回転を真っすぐにしていく。
②右手首の角度が変わらないようにする。

体の回転をまっすぐにしていく。

球の高さを安定させるには体の回転を一定にさせることが重要。

構えたアドレスの軸を変えないように回転していくことです。

分かりやすく腰の高さにクラブを持ち上げて説明します。

アプローチ 体の回転①

体を右向け右の状態で上体を捻じる。
アプローチ 体の回転 ②
アプローチ 体の回転 ③

同じように左向け左でフィニッシュ
アプローチ 体の回転 ④

この体の軸を変えないようにスイングをしていくことが重要です。

右足側に軸が傾いてしまうとすくい打ちの為、ボールは高くなります。
ダフリやトップの原因となります。
すくい打ちの体の軸

逆に、左足側にに軸が傾いてしまうと突っ込んでしまうのでボールは低くなります。
トップボールの原因になります。
上体が突っ込んだ状態

体の回転がバラバラだと球の高さも当然ながら変わってしまいます。

 

右手首の角度が変わらないようにする。

次に、右手首の角度が変わらないようにすることです。

球の高さがバラバラだということはダフリ、トップが出やすいという証拠。

アドレス
アドレス時の右手首

テークバック
テークバック
テークバック時の右手首

テークバックで出来たコックをキープしたままインパクトをしていきます。
右手首を固定することで当たり方が安定します。
手首をキープした状態のインパクト
インパクト時の右手首

 

しかし、インパクト時に手首でしゃくりあげるような動きになっている。
この際の右手首は伸び切っています。
ハンドレイト
ハンドレイト

しゃくりあげるスイングになるとスイングの最下点がボールの手前になる為、ボールは高くなります。
ハンドレイトの当たり方

・ダフリ・トップのミスが出る。
・ボールが抜けた当たりになるので距離が出ない。

などの症状が出ます。

 

逆に、インパクト時の手元が出過ぎてしまっている。
右手首の角度がつき過ぎてしまっている状態です。
手元が出過ぎたインパクト
右手首の角度がつき過ぎている

右手首の角度がつき過ぎてしまうとクラブのロフトが立ちすぎて低いボールが出ます。

ハンドファースト過ぎる

・低いボールが出て飛び過ぎてしまう。

・トップボールが出やすくなる。
・ザックリのミスが出やすくなる。

などの症状が出やすくなります。

 

 
イケノヤ コーチ
良い時の球の高さを覚えておくこと。

良い時の球の高さを基準にして、
球の高さが高ければダフリが出やすい。

などのミスの判別をつけることができます。

毎回、同じ高さのボールが打てれば当て方が毎回一緒だということです。

安定している証拠。

 

 

まとめ

ドライバーショットなどと違ってアプローチショットは正確な距離感が重要です。

その為には当たり方を毎回一定にさせることが重要です。

練習している時には、球の高さが一緒だと正確なインパクトが出来ている証拠です。

逆に球が高かったり低かったりしていると、ダフリやトップ。

または距離感もバラバラになってしまうでしょう。

練習を行う際には、球の球さが先生になってくれます。

ぜい、注意しながら練習をしてみて下さい。

 

アプローチの打ち方【総まとめ集】基本から応用、傾斜まですべてがこのページに詰まっています。

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