グリーン上でスピンが効いてボールが止まるとカッコイイですよね。
★スピンをかけるアプローチショットには道具が重要
★スピンはどこでもかかる訳ではない。適した場所を知る。
★スピンをかけるアプローチの打ち方の手順
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
まずスピンがかかる原理を知ろう。
まず、スピンがかかるのはボールに当たる際にクラブフェースとボールが潰れながら当たっていくことで回転が生まれます。
そして、スピンの量を多く増やすには次のことが大切です。
スピンのかかる当たり方
スピンのかかる量は2つのことで決まります。
クラブがボールに当たっていく角度
クラブのロフト角
この差が大きいほどスピンはかかります。
そうなると、クラブが当たっていく角度は緩やか。
そして、クラブのロフト角も13度などと角度があまりついていない。
クラブのロフト角は56度などと角度が大きい。
当然、サンドウェッジの方がスピンがかかる。
ボールが当てっている時間
インパクトの際にボールが潰れながら当たっていきます。
そして、クラブのフェースにはスコアラインといって溝があります。
ボールに潰れながら当たっている時間が長い。
そうなると、溝にボールがひっかかっている時間が多い。
スピンが効く。
ボールは潰れながら当たっていく訳ですから角度がついているサンドウェッジなどの方が当たっている時間は長いです。
ボールとクラブが当たっている時間が長い方が、溝にひっかかるのでスピンがかかる。
スピンをかけるアプローチショットには道具が重要
良い打ち方をしても道具が悪ければスピンはかかりません。
スピンをかけるにはまずウェッジ選びから
まずは、ロフト角が多い方が良い訳ですからスピンをかけるにはサンドウェッジを使いましょう。
今はロフト表示のウェッジが多いのですが58度などを使うと有効です。
そして、クラブ素材は軟鉄とステンレスが多くあります。
ステンレスは軽く弾きやすいので、軟鉄素材の方がスピンが効きます。
あとは、フェース面がスピンがかかりやすいようにミーリング加工などされているものを使いましょう。
この3つが揃っていればスピンがかかりやすいウェッジです。
ボールはスピン系を使用する。
次に、ボールです。
ボールには大きく分けて、
・距離が飛ぶ。ディスタンスタイプのボール
・スピンがかかる。スピンタイプのボール。
・その両方取りをした中間のボール。
3つのタイプがあります。
プロゴルファーが使用しているのは基本的にスピンタイプのボールです。
だからスピンがかかりやすい訳です。
メーカーでいうと、タイトリストのPRO V1はそのタイプです。
スピン系は、ボールが柔らかいのでボールに当たっている接触時間が長くなります。
接触時間が長い為、フェースの溝にひっかかる時間が長いのでスピンがかかります。
スピンを効かせたアプローチを打ちたいならスピン系のボールを使用してください。
スピンはどこでもかかる訳ではない。適した場所を知る。
スピンの量はどこでもいっしょではありません。
ボールとクラブが潰れながら当たり、溝にひっかかりながら当たることでスピンはかかる。
直接ボールに当たるショットはスピンを効かせることができます。
しかし、ラフなどはボールに当たる際に、芝が入りこむのでスピンがかからなくなります。
ラフではスピンがかかりませんのでご注意を!
スピンをかけるアプローチの打ち方の手順
スピンアプローチの手順① 使用クラブ
説明した通り58度のウェッジを使用しましょう。
スピンアプローチの手順② ライが大丈夫か確認しましょう。
スピンがかけられる場所か確認しましょう。
スピンアプローチの手順③ アドレス
まず、ロフトがあった方がスピンがかかりやすい訳でしたね。
それでしたら、58度のクラブのフェースを開きましょう。
フェースがターゲットにまっすぐに向いている状態から、
時の針でいう1時から2時くらいまでフェースの向きを開きます。
そうすることで、58度のクラブがさらにロフトがつきます。
フェース面が右に向いてしまうのでアドレスはいつもよりボール1個分オープンスタンス(左)に向きましょう。
スピンアプローチの手順④ 打ち方
打ち方を説明していきます。
①アドレス
②テークバック
体の回転で上げていきます。
フェースのリーディングエッジが上を向くようにしましょう。
フェースが開いたままという証拠です。
フェースが下を向いてしまうと被っている証拠なのでダメです。
③インパクト
インパクトはパチッと強く当たらないようにしていきましょう。
④ フォロースルー
フォロースルーでもフェースの面は開いたままを維持していきましょう。
自分の上半身の前傾とクラブのリーディングエッジを揃えることが目安。
前傾より下を向いているとフェースは被っている証拠です。
フェースが被るとランが出やすくなってしまうので厳禁です。
スピンアプローチの打点
スピンをかけるアプローチの際の打点はトゥ側(先端)で当てると良いです。
芯で当たるとボールが反発して勢いが強くなるから。
グリーン面にキャリーしてファーストバウンドが強くなるからボールが止まりづらくなります。
トゥ側はフェースの先端の為、ボールに当たった際に当たり負けをします。
そうなると、ボールの勢いが弱くなるのでスピンがかかりやすくなります。
スピンアプローチの当て方
スピンをかけようとパチンとパンチを効かせてボールに当てる方がいらっしゃいます。
そうすると、球に強さがでてしまうのでグリーンにキャリーした際に逆にスピンがほどけてしまいます。
ビリヤードでスピンをかける際は、ボールの下の方に当てていきます。(時計の針の4時くらい)
ボールの4時くらいからくぐらせるようなイメージで当てていくとスピンがかかりやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
スピンアプローチは、まず道具が大事です。
プロもスピンのかかるクラブを使用しています。
次に、スピンのかかる打ち方です。
スピンアプローチは難易度が高いですが、ランをあまり考える必要がないので寄せやすい。
ランがあまり使えないところで打てると有効。
かっこいい。
などのメリットが沢山あります。
トライして身につけていきましょう。
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イケノヤ コーチアプローチの打ち方がわからない。アプローチが寄らなくてスコアが伸びない。色々なアプローチの打ち方を覚えたい。アプローチの距離感が合わない。こんな皆様のお悩みに応えたいと思います[…]