ドライバーで250ヤード飛んだら、アマチュアの方であればけっこう飛ばし屋の部類に入ると思います。
なので、ドライバーの飛距離を250ヤード飛ばすというのが一つの目標としている方が多いです。
250ヤード飛ばす為には、どのくらいのヘッドスピードが必要なのか?
それが分かれば、一つの目標として指標が出来ると思います。
今回は、ドライバーショットを250ヤード飛ばす為のヘッドスピードの数値をご紹介します。
実際に、私が弾道測定器で250ヤード飛ばした際の数値。
また、250ヤード飛ばす為のヘッドスピードを算出する計算式で出します。
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
250ヤードのドライバーショットに必要なヘッドスピードを計算式で出しました。
250ヤードのドライバーショットに必要なヘッドスピード。
これを計算式で出してみます。
ドライバーショットの場合、ボール初速×4をするとほぼTOTALの飛距離になります。
ということは、ボール初速が63m/sであれば×4をして252ヤードとなります。
250ヤードのドライバーショットを打つためには、ボール初速が63m/s必要な訳です。
そして、ボール初速÷ミート率=ヘッドスピード
これが必要なヘッドスピードを出すための式になります。
ドライバーのミート率のMAX数値は、1.50。
ミート率が悪いと、1.2などと1.5を下回ります。
【ドライバーで250ヤード飛ばす為に必要なヘッドスピードを出すための式】
ボール初速 63m/s ÷ ミート率 1.50 = ヘッドスピード 42m/s
しっかりとボールに当たった前提ですが、250ヤードのドライバーショットを打つために必要なヘッドスピードは42m/s。
実際にトラックマンで250ヤード出した際のドライバーの数値。
実際に、私が弾道測定器のトラックマンで250ヤードのドライバーショットを打った際の数値です。
トラックマンは弾道測定器では世界No、1と言われていますから信憑性はかなり高いです。
下記の写真が、250ヤードのドライバーショットのデータです。
球筋は軽いドローボール。
一番右端の数値がトータルで飛んだ距離で253.7ヤードになっています。
ボールにヘッドが当たる際のデータです。
ミート率も高く理想な数値です。
データを表にまとめてみました。
ヘッドスピード | 42.7m/s |
ボール初速 | 63.7m/s |
ミート率 | 1.49 |
打ち出し角 | 14.3度 |
スピン量 | 2850回転 |
球筋 | ドローボール |
キャリー | 233.5ヤード |
TOTALの飛距離 | 253.7ヤード |
飛距離が253.7ヤード飛んでいますから、先ほどの式に当てはめて必要なヘッドスピードの数値を出してみましょう。
ボール初速 63.7m/s ÷ ミート率 1.49 = ヘッドスピード 42.75
上記のヘッドスピードの式がほぼほぼ合っていることが分かります。
ミート率が悪くなった場合は、ヘッドスピードが42.75m/sより早くないと250ヤードのドライバーショットは打てません。
また、スピン量や打ち出しの角度の最適な場合が条件です。
ドライバーの飛距離を出すために見る4つの数値があります。
・スピン量
・打ち出し角
・ミート率
・ヘッドスピード
が飛距離を出すために必要な数値です。
この4つが揃っていれば最小限のヘッドスピードで飛距離を出すことが出来ます。
効率の良い当たり方をした場合に、42m/sあればドライバーは250ヤード飛ばすことが出来ます。
トラックマンでの実際の検証動画
トラックマンで検証した際のデータです。
ミスヒットした場合や、スライスボールで250ヤード出すならどのくらい必要かも紹介しています。
まとめ
いかがでしたか?
ドライバーで250ヤード飛ばす為に必要なヘッドスピードは最低でも42m/s。
ボール初速÷ミート率=飛距離
この数式に当てはめると
これは、
・ボールの打ち出し角度
・スピン量
・ミート率
上記の要素がすべて効率よく揃った際に、必要なヘッドスピードです。
上記の中で、何かの数値が悪いと42m/sよりは必要になるとは思います。
でも、42m/s出れば250ヤードの目標数値に届くことが出来ます。