【必読】フェアウェイウッドのトップとチョロの原因。直し方教えます。

ゴルフコーチ 池野谷です。

飛距離の出ない方は、フェアウェイウッドを使う回数が非常に多いと思います。

しかし、実情はというとフェアウェイウッドが不得意でお悩みの方が多くいらっしゃいます。

特に、フェアウェイウッドのトップとチョロのミスが定番です。

 

今回は、フェアウェイウッドのトップとチョロの原因と直し方のポイントをご紹介していきます。

 

この記事を読んでもらいたい方

・フェアウェイウッドのトップに悩んでいる方

・フェアウェイウッドのチョロに悩んでいる方

・ゴルフの上達を望んでいる方

 

トップとチョロとはどんな現象?

チョロ

クラブヘッドの芯ではなく、フェースの下の部分のリーディングエッジにボールが当たります。

当然、角度のついたフェース面には当たっていないのでボールがまったく上がりません。

その分、コロコロコロッと転がっていきます。

 

なぜ?フェアウェイウッドでトップとチョロが出やすいのか?

 
イケノヤ コーチ
フェアウェイウッドでは、トップやチョロのミスが出やすくなります。
その理由を説明します。
まずは、【アイアンのボールの捉え方】です。
ボール位置 ⇒ 真ん中よりボール1個左足寄り
ボールの捉え方 ⇒ クラブを振り下ろしていく最中にボールに当たる。
ゴルフスイング(アドレス 正面)
・真ん中よりボール1個左足寄り
 
ディボット跡 鋭角に打つ
・クラブを振り下ろしている最中にボールに当たる。
時計の針で例えるとスイング軌道の6時30分くらいの位置で当たる感じです。
ディボット跡 クラブを鋭角に当てていく。
 
しかし、【フェアウェイウッドのボールの捉え方】です。
ボール位置 = アイアンよりさらに1個左足寄り
ボールの捉え方 = スイング軌道の一番最下点でボールに当たる。
フェアウェイウッド アドレス
・アイアンより更にボール1個左足よりにボールを置く。
 
フェアウェイウッドの当たり方
・時計の針で例えるとスイング軌道の6時で当たる感じです。

アイアンのスイング軌道

 
イケノヤ コーチ
おさらいで、時計の針で例えていきます。
ショットによって変わりますので、何時のところでボールに当たっていくか?
覚えておいてください。

時計

 
イケノヤ コーチ
アイアンショット ⇒ 6時半のところでボールを捉えていく。

ハンドファーストのスイング軌道
ディボット跡 クラブの入り口

 
イケノヤ コーチ
フェアウェイウッド ⇒ 6時のところでボールを捉えていく。
フェアウェイウッドの当たり方
アイアンのスイング軌道
 
イケノヤ コーチ
トップやチョロが出てしまう場合 ⇒ 5時半のところでボールを捉えていく。
フェアウェイウッドのトップ・チョロ
チョロ
 
 
イケノヤ コーチ
6時30分で当たるアイアンより
6時で当たるフェアウェイウッドの方がチョロが出やすい5時30分にボールを捉える位置が近いですよね。
ですから、フェアウェイウッドはチョロやトップが出やすいのです。
 
 

フェアウェイウッドのトップとチョロの原因と直し方

 
イケノヤ コーチ

フェアウェイウッドでは、トップやチョロのミスが出やすくなります。

フェアウェイウッドのトップやチョロが出る原因は、すくい打ち。
アイアンよりフェアウェイウッドの方が、すくう側で当たるクラブの為にトップやチョロが出やすくなってくる訳です。
原因は3つあります。
原因① チョロやトップが出てしまうアドレス。
原因② チョロやトップが出てしまうトップオブスイング。
原因③ チョロやトップが出てしまうインパクト。

 

 
イケノヤ コーチ
この3つの原因をそれぞれ説明していきます。
フェアウェイウッドでトップやチョロが出てしまう方は自分のスイングを撮ってみましょう。
そして、これから挙げる原因と比べてみてください。
アドレスから見ることが大事です。

原因① トップやチョロが出やすいアドレスと直し方

 
イケノヤ コーチ
まずは、アドレスから見ていきましょう。
トップやチョロの原因は、すくい打ちです。
あなたの構え方をチェックしてみましょう。
【正しいフェアウェイウッドのアドレス】
・右手のグリップが少し下ですから、若干右肩は下がっているのが正解です。
フェアウェイウッド アドレス
 
【フェアウェイウッドのチョロやトップの出るアドレス】
・通常、右肩は下がりますが上体の傾きがもっと大きいです。
フェアウェイウッド トップやチョロの出るアドレス

フェアウェイウッドのトップやチョロが出てしまうアドレスの直し方

① 気をつけの体勢を取ってまっすぐな姿勢を取りましょう。
気をつけの態勢を取る

② 腕を腰の位置まで降ろしましょう。
グリップ おへその前

③ 腰から前傾をしてヒザを少しだけ曲げてアドレスを完成させます。
アドレス

 

 

原因② トップやチョロが出やすいトップオブスイングと直し方

 
イケノヤ コーチ
軸が傾いていないアドレスでもトップやチョロが出てしまう方は、テークバックの仕方を疑ってください。
あなたの、トップのポジションはこの状態になっていないか?確認してください。

【正しいフェアウェイウッドのトップ】

・頭の位置がアドレスの位置からズレていない。
・体の回転もアドレスの枠からズレずに回転をしている。

フェアウェイウッドのトップオブスイング

【フェアウェイウッドのトップやチョロが出てしまうトップオブスイング】

・アドレスの位置(赤線)から重心が右にズレている。
・上体が右に傾き過ぎている。

トップやチョロがでてしまうトップオブスイング

 
イケノヤ コーチ
このトップオブスイングの形になってしまうと、すくい打ちになってしまうトップオブスイングの形となってしまっています。
結果、トップやチョロが出やすくなります。
 

フェアウェイウッドのトップやチョロがでてしまうトップオブスイングの直し方

 
イケノヤ コーチ
このようなトップの形になっている方はすくい打ちになりやすい態勢を作っています。
そんな方は、このような練習を行ってみて下さい。
① 用意するもの
・鏡を使います。
鏡
② アドレスを取って自分の顔が写るように鏡をセットしてみましょう。
鏡をセットした状態のアドレス
鏡に自分の顔が写るようにする。
③ 鏡の中に顔が写っている状態でスイングしていきましょう。
鏡に顔が写った状態でトップを作る。
 
イケノヤ コーチ
上体の軸がブレているというのは、自分ではかなりわかりづらいです。
鏡は自分の軸のブレが分かりやすくする練習グッズです。
鏡から顔が出てしまっている方はブレている証拠です。
右に重心が乗ったトップ
 

原因③ トップやチョロが出やすいインパクトと直し方

 
イケノヤ コーチ
トップやチョロが出てしまう原因
①アドレス
②トップ
をチェックして頂いたら最後にインパクトです。
すくい打ちになっているインパクトになっていないか自分のスイングと比べてみて下さい。
【フェアウェイウッドの正しい インパクト】
・頭の位置がアドレスの位置からブレていない。
・しっかりと体重が9割左に乗っている。
フェアウェイウッドの当たり方
 
【フェアウェイウッドのトップやチョロが出てしまうインパクト】
・上体の軸が傾いてしまっている。
・重心が右足に残っている。
フェアウェイウッドのトップ・チョロが出てしまうインパクト
 
イケノヤ コーチ
これでは、すくい打ちになってしまいます。
結果、トップやチョロが出やすくなってしまいます。
 

フェアウェイウッドのトップやチョロの出てしまうインパクトの直し方

 
イケノヤ コーチ
すくい打ちのインパクトになってしまっている方はこのような練習をしてみてください。
フェアウェイウッドのトップ・チョロが出てしまうインパクト
すくい打ちになってしまっている方は、右肩が下がり左肩が上がってしまっています。
その為、左片手で練習を行ってみて下さい。
左片手の素振り
① 左片手で構えます。
左片手で構える。
② テークバックを行ないます。
左片手素振り ④
③ 振り下ろしていきます。
左片手素振り ⑤
④ インパクト
左片手素振り ⑥
 
イケノヤ コーチ
この際に、左肩が上がっているとクラブヘッドがボールに届きません。
左片手でボールに届くインパクトを作っていきましょう。
 
イケノヤ コーチ
フェアウェイウッドのトップやチョロがでてしまう3つの原因と直し方をお伝えしました。

まとめ

いかがでしたか?

フェアウェイウッドのトップとチョロの原因と直し方。

私は、フェアウェイウッドが一番難しいクラブだと思っています。

距離が出るので、方向性を出すのが難しい。

ミート率が下がりやすい。

そんなクラブです。

でも、距離が出ない方には武器にしてほしいクラブです。

フェアウェイウッドはトップやチョロのミスが出やすいクラブです。

ぜひ、フェアウェイウッドにお悩みの方は直して武器にしてください。

 

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