ゴルフ初心者の教科書⑥ ハーフスイングの振り方を覚えて基礎を作る

ゴルフコーチ 池野谷です。

前回でゴルフスイングの構え方を覚えていただきました。

今回からは、実際のスイング編となり初心者が行ってほしいゴルフの基礎練習です。

初心者の方は、

・簡単にボールに当たるゴルフスイング。

・基礎をしっかりと身につける。

ことを頭において練習を行ってください。

本記事は、初心者の方にぜひ行ってほしい基礎のハーフスイングの振り方をご説明していきます。

 

この記事を読んでもらいたい方

・ゴルフ初心者の方

・ゴルフ初心者でちゃんと基礎からゴルフスイングを作りたい方

・ゴルフの始め方がわからない方

※バシバシ飛ばしながらゴルフを覚えたい方には向いていません。

クセをつけずに綺麗なスイングを身に着けたい方の記事です。

 

まずは、自分のスイングをチェックするものを用意しよう。

 
イケノヤ コーチ
自分で練習する際は、練習課題が出来ているか?
自分でも確認できるものを用意しておきましょう。
ビデオカメラやスマートフォンなど自分のスイングが写るものを用意してください。
携帯電話
そして、アプリでゴルフ専用のアプリなどがありますのでぜひ、ダウンロードしてみてください。
私は、KiZuKiというスイングアプリを使っています。
ゴルフスイング アプリ
それで、練習時にこのように撮影してチェックしています。
ゴルフスイング アプリを練習で使う
 

ハーフスイングとは

 
イケノヤ コーチ
ハーフスイングとは、自分の腰の横までの振り幅のスイングの事を言います。
ゴルフスイング(アドレス 正面)
 
イケノヤ コーチ
右腰の横までクラブを上げていきます。
地面と平行を目安にしてください。
ゴルフスイング 時計の針9時
 
イケノヤ コーチ
左腰の横までクラブを振り抜いていきます。
地面と平行を目安にしてください。
ゴルフスイング 時計の針3時
 
 
イケノヤ コーチ
この右腰の横から左腰の横までの振り幅のスイングのことをハーフスイングと言います。
ゴルフでは、このハーフスイング幅の範囲のことをビジネスゾーンと言っております。
このハーフスイングが綺麗に振れることで、ボールが曲がらない。ボールが飛ぶ。ボールへのミート率が良い。
ということでプロゴルファーが稼げるということから命名されています。
 
 
イケノヤ コーチ
その為、飛距離よりもこの大事な部分からちゃんと振れるようにしていき、
・真っすぐにボールが飛ぶようにする。
・しっかりボールへミートできるようにする。それが出来たら、ハーフスイングを卒業してスイング幅を大きくしていって飛距離を出していくという流れです。ですから、まずはハーフスイングを極めましょう!!
 

ゴルフ初心者の方に最初に行ってほしいハーフスイング練習の準備

 
イケノヤ コーチ
ハーフスイングの練習を行う為に、準備するものです。

使うクラブ

 
イケノヤ コーチ
基礎練習に使うクラブは7番アイアンを使います。
 

7番アイアン

※文中で使う用語です。
黄色ラインの部分をリーディングエッジを言います。
文中に出てくるので覚えておいてください。

リーディングエッジ

 

 

基礎練習の準備

 
イケノヤ コーチ
まず、ゴルフ練習場に行きましょう。

打ちっぱなし

 
イケノヤ コーチ
打席では、下記のようにゴムティーの上にボールを置いて練習しましょう。
マットから5ミリ程度上げます。

ボール ティーアップ

 
イケノヤ コーチ
そして、自分のスイングが見れるように携帯をセットしましょう。

ゴルフスイング アプリを練習で使う

 
イケノヤ コーチ
このようにガイドラインを引いてみましょう。
説明で使う用語もありますから下記の写真を覚えておいてください。
アドレス スイングの見るとこ

 

初心者の方がまず行なってほしいハーフスイングの振り方

 
イケノヤ コーチ
それでは、ハーフスイングを行っていきましょう。
ハーフスイングの手順や気を付けるポイントをお伝えします。

ハーフスイングの振り方の大事なポイントは2つ
1、体の動き
2、クラブの動き

この2つの事を覚えていきます。

① ハーフスイングの体の動きを覚えていきましょう。

 
イケノヤ コーチ
まずは、初心者の方に覚えていただきたい基礎。
ハーフスイングの振り方を覚えていきましょう。
体の動きを最初に覚えて、そこにクラブを持って振っていきます。
【正面】
① アドレス
腕と肩で出来た3角形を意識します。
ハーフスイング 体の動き(アドレス)
↓   ↓   ↓   ↓   ↓
② テークバック
腕と肩で出来た3角形を変えないまま体を捻転させていきます。
その際、体の両枠の赤線から出ないようにその場で回転するように捻転させてください。
ハーフスイング 正面(テークバック)
↓   ↓   ↓   ↓   ↓
③ ダウンスイング~インパクト
腕と肩で出来た3角形を変えないまま、
右足を左足へと寄せながら左足に重心を乗せていきます。
その際に、重心は9割左足に乗せます。
ハーフスイング 正面(インパクト)
↓   ↓   ↓   ↓   ↓
④ フォロースルー
腕と肩で出来た3角形は最初から最後まで変わることはありません。
腕の3角形を変えないまま右足を左足にくっつけます。
最後は、9割左足に重心が乗っています。
ハーフスイング 正面 (フォロースルー)
 
【後方】
① アドレス
腰から前傾を作り、ヒザを若干曲げます。
重心は足裏に均等にかけます。
ハーフスイング アドレス (後方)
↓   ↓   ↓   ↓   ↓
② テークバック
腕と肩で出来た3角形を維持する。
アドレスの前傾を変えない体を捻転させていきます。
ハーフスイング テークバック(後方)
↓   ↓   ↓   ↓   ↓
③ ダウンスイン~フォロースルー
腕と肩で出来た3角形を維持する。
アドレスの前傾を変えない体を捻転させていきます。
ハーフスイング フォロースルー(後方)
 

② クラブを持ってハーフスイングを覚えていきましょう。

 

 
イケノヤ コーチ
まず、アドレスとグリップをセットしていきましょう。
忘れてしまった方は前回の記事を確認してください。
下記に添付しておきます。
 

ゴルフスイングの構え方

・ 股間節から前傾を取る。
・ 重心は足裏に均等にかけておく。

ゴルフスイング(アドレス 正面)

・ 足幅は肩幅程度に開いてください。
・ 重心は左右とも均等です。

ハーフスイング時のテークバック

 

 
イケノヤ コーチ
クラブを引き始める際のことを【テークバック】と言います。
テークバックの際のポイントのポイントをご説明していきます。

・ 腕と肩で出来た3角形をキープしたまま。
・ 体をその場で回転させる。
赤枠の体の両枠のラインからはみ出さないように捻転。

 

ゴルフスイング 正面(テークバック )

 

・ クラブの延長線のスイングプレーンの線に沿ってクラブを上げていきます。
・ 腰の位置にクラブが上がった際には、上体の前傾とフェースのリーディングエッジを平行に合わせる。

ゴルフ テークバック

 
イケノヤ コーチ
体がブレないで捻転できること。腕と肩で出来た3角形が変わらないことでミート率が上がりやすいです。
・スイングプレーン沿って上げられることで真っすぐなスイング軌道です。
・腰の位置で、前傾とクラブのリーディングエッジが平行でフェースの向きが真っすぐ状態です。
 

インパクト

 
イケノヤ コーチ
次に、
振り下ろしからボールに当たるインパクトです。

・ 腕と肩で出来た3角形はキープしたまま。
・ 頭の位置はアドレス位置から変わりません。
・ 右足を左足へと寄せていき重心を8割左足に乗せる。

ゴルフスイング 正面(インパクト)

・ スイングプレーンに沿ってクラブを振り下ろしていく。
・ 前傾はアドレスと変わらない。
・ 肩のラインは目標と平行
・ 腰は45度、目標にすでに向いている。
・ フェースは目標と直角に向いて当たる。

 

ゴルフスイング インパクト

 

ハーフスイング時のフォロースルー

 
イケノヤ コーチ
最後に、振り抜いたあとのフォロースルーです。

・ 腕と肩で出来た3角形はキープしたまま地面と平行の位置で止める。
・ 頭の位置はアドレス位置から変わりません。
・ 右足を左足へと寄せていき重心を9割左足に乗せる。

ゴルフ フォロー

・前傾はアドレスの角度を変えないまま体を回転させる。
・フェースのリーディングエッジは自分の上体の前傾と一緒でフェースの向きが真っすぐ。

ゴルフ フォロー

 
イケノヤ コーチ
・体が左右、上下にブレなければミート率は上がります。
・腕と肩で出来た3角形が変わらなければミート率が上がります。
・スイングプレーンに沿ってクラブが振れればボールは曲がりません。
・腰の位置で、上体とクラブのリーディングエッジが平行になればフェースの向きは真っすぐなので曲がりません。

これが、スイングの基礎となります。
ここが出来れば、スイングを大きくして飛距離を伸ばしていきます。

 

初心者の方が行って欲しいハーフスイングの練習量と目標

 
イケノヤ コーチ
上記のハーフスイング練習を練習する目安です。
①形を意識しながら1回素振りをする。
②形をキープしたまま1球打つ。
これを、1セットに100球を打ちましょう。
 
イケノヤ コーチ
TOTAL 200回 スイングしたことになります。
飛ぶ距離は、30ヤード飛べば良いです。
 
イケノヤ コーチ
この練習は丁寧に形を意識しながら行ってください。
飛ぶ距離はこの練習では関係ありません。
フォームをしっかり作ることが目的です。
 

目標設定は、8割同じところにポンポンと飛ぶようにすることです

 

 

まとめ

いかがでしたか?

初心者の方にまず第一に行なって欲しい練習。

『ハーフスイング』

まずは、振り方を覚えて基礎を作って欲しいです。

初心者の方は、飛距離を無視しスイングの形を徹底的に作ることです。
ぜひ、みっちりと行ってください。
 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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