ゴルフを始めてどのくらいたったでしょうか?
なかなかスコアが良くならない・・・・
そう悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
ゴルフを始めた方の第一のスコア目標の壁は100切り
なかなか簡単そうで難しいものです。
闇雲に練習しても中々上手くならないのがゴルフの難しさ。
上手くなった人に、上達の過程を聞いてみることも良いです。
今回は、私がゴルフを始めて実際、100切りをした方法と考え方・練習方法を紹介していきます。
また、私がレッスンをして必ず100切りを達成させてきた方法も合わせて解説していきます。
□この記事を書いたゴルフコーチ
幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
ゴルフ 100切りをするには
ゴルフの100切りをするには、①正しい方法 と ②練習量の2つが大事です。
100をすんなり切れる方の平均の練習時間は最低でも週で約6時間なんです。 球数でしたら週で1000球。
練習場だけでなく家でもできる練習はありますからやらないと早く上手くはなれないですね!!
そう! ステップ①は、100切りにはどのくらい練習できるか?
練習をしないと上達は遅いということです。
当たり前の事を言うな。技術的なことを聞きたいとお思いですが、大半の方がやられてないことです。
皆さん、どのくらい練習をしているか?わからない方は多いですが、週で6時間は練習時間を確保してください。
やみくもに練習をしていても、ヘタ固めをするか? スイングのクセをつけるか?ですもんね。 次は、何の練習をするか? STEP②にいってみましょう!
なにがスコアを崩す原因か100を切る為に分析しよう!
ゴルフの100が切れないのにはどんな原因があるか? 統計を取るのが非常に良いですよ!!
まずは、ラウンド時の
①ドライバーの精度
②グリーンに何打で乗せられているか?
③グリーン周りから何打でカップインできるか?
④自分の苦手分野を知る。
の4つです。
練習をただやっていてもダメです。
最低 5ラウンドは行い統計をとり弱点を1つ1つ潰していくのです。
レベルによりますが、
①ドライバーの精度
曲がり幅・・・・次にグリーン付近まで運べる場所にあればOKという考えを持つ。
ラフに収まる曲がり幅であればOK
この確率が80%以上を目指す。
平均飛距離・・・・・物理的に距離が飛ばないと届かないです。
数値が悪い場合、飛ばせていないか?ミートできていないか?
男性なら180ヤード 以上
女性なら160ヤード 以上
②グリーンに何打で乗るか?
パー3のホール 2打でグリーンに乗る。
パー4のホール 3打でグリーンに乗る。
パー5のホール 4打でグリーンに乗る。
この確率が80%以上を目指す。
ここの数値が悪い場合、
曲がっている。
ダフリやトップなどで距離がしっかりでていない。
などの分析ができると思います。
③グリーン周りから何打でカップインできるか?
グリーンエッジから20ヤードの範囲から3打でカップインする。
この確率が80%以上を目指す。
ここの数値が悪い場合、
アプローチショットの精度が悪い。
パターの精度が悪い。
などの分析ができると思います。
④自分の苦手分野を知ること。
・FWが苦手なら無理して使わない。
・バンカーが苦手なら徹底的に逃げる。
この辺りを無理に攻めてしまうと大たたきに繋がります。
スコアに拘るなら、絶対に使わないことです。
ミスした場面を覚えておくことです。
練習をし確率が上がってきたらコースでも使用してみてください。
この4つの分野をラウンドしながらチェックしてみてください。
そうすることで、100切りに何が必要か?が見えてきます。
この4つの分野を攻略し、私は6か月で100切りを達成しました。
そして、細かい部分の説明をします。
ゴルフ 100切りに必用なドライバーショット力
ドライバーが曲がり過ぎてOBや林などに行ってしまいスコアを崩してしまっているという方。
考え方によりますが、まだ100切りのレベルです。曲がってしょうがないです。大事なポイントをお伝えします。 大事なのは、 ①曲がる方向が一定なこと。 ②曲がり過ぎないこと この2つです。 まっすぐ打とうなんていう考えはまだ良いと思います
自分の持ち球を作ることが大事です。
100切りに必用なドライバーショット力には、
1、曲がる方向が一定なこと。
2、曲がり過ぎないこと。
一貫性があれば別に曲がっても良いということです。
この2つが100切りに必要なドライバーショット力です。
私の経験談ですが、ゴルフを始めた私は6か月で100切りを行うことができました。
私のドライバーショットはただ、スライスしかでなかったのです。
始めた方はスライサーが大半ですから特段、私が特別な人間ではありません。
当時は、
左の林から右の林まで35ヤードの幅があります。
私は、まっすぐ打とうなんて考えないで、一貫性のあるボールの曲がりを武器にしました。
コースの一番左端を向いたのです。そして、30ヤードまではスライスで曲がっても良いという考えにしました。
もし真っすぐにいっても左サイドです。
もし、この時にまっすぐのボールを打つことにこだわり、フェアウェイのど真ん中に向いていたら、どっちに曲がるのだろう?と不安になり、曲がったら17,8ヤードの曲がりで収めないいけない。
技術不足な私では、林の中やOBが多かったと思います。
しかし、
・一貫性のあるスライスボールを武器にした。
・コースの左端を向き、スライスでコースを広く使った。
以上のことで曲がるスライスで次のショットをグリーン付近に狙うことができました。
最初は、スライスボールでも良いしフックボールでも良いので自分の持ち球を持つことが大事。
プロゴルファーは真っすぐ常に打っていると思いますが、真っすぐのボールは打っていません。
真っすぐに近いボールを打っているが正解でしょう。
徐々に、レベルに応じて真っすぐに近い球筋を目指していけば良いのです。
100切りするにはグリーンに何打で乗せられるか?
STEP③はドライバーのポイントをお伝えしました。ゴルフ100切りを達成するには、綺麗なボールを打つ必要はありません。 グリーンに狙えることが重要なんです。 ボールが曲がる初期は曲がりを逆に利用することです。
曲がり過ぎだけ防げれば立派な武器です。
次は、何打でグリーンに乗るか?です。
ゴルフ 100切りを目指すなら、
そのホールのPAR〇から1を引いた数でグリーンに乗せることを目指して欲しいです。
PAR4のホールでは、3打です。
乗らない人のパターンは、
①曲がり過ぎてしまう。
②ミート率が悪い。→ダフリ・トップ・シャンク などのミス
③傾斜からの打ち方がわからない。
が多いです。
①に関しては、STEP③のドライバーと同じ考えをもって頂ければと思います。
③は応用ですから、難易度があがるでしょう。
ここで大事なのは、②のミート率です。
あなたは、サンドウェッジでもの凄く曲がりますか?
クラブが短くなっていくと、バックスピンが増えていきます。
バックスピン = 縦回転のボールの回転
距離が短くなるショットほど曲がらなくなってきます。
その分、方向性より100切りのショットはミート率を重要視します。
大ダフリして、全然飛ばなかった。シャンクして斜め45°にボールが飛んで行っては、また次のショットの残り距離も残ってしまいます。
そうなれば次のショットもグリーンに乗る確率が悪くなるでしょう。
100切りでは、グリーンオンすればベストですが最低でもグリーン付近20ヤードに飛べばいいのです。
・PAR3ホールでは、ティーショットでグリーン付近 20ヤードに飛べばまず良い。
・PAR4ホールでは、セカンドショットでグリーン付近 20ヤードに飛べばまず良い。
・PAR5ホールでは、サードショットでグリーン付近 20ヤードに飛べばまず良い。
ですから、大ダフリやシャンクなどのミート率の悪いショットを防ぎ、少しのダフリ、少しのトップ、少し芯から外れるなどのミスに収まるようにします。
そうすれば、ボギーオン(PAR〇から1引いた数でグリーンオンすること)を狙えます。
ゴルフ 100切りはボギーオンでOKなのです。
私がミート率UPの為に行った練習方法
個々に、ダフリやトップなど色々な原因はあると思いますが、私が当時行ったクリーンにボールへ当てる練習方法を今回ご紹介します。
★クリーンにボールへ当てる練習方法です。
①まず、使用するクラブはSWです。(今では、56°や58°表記)
②次に、2.5センチはティアップします。
この状態で打っていきます。
【SWで打つ効果】
SWは、クラブの中でロフトが一番寝ている為、しっかりとハンドファーストでとらえないとクラブなりの距離が飛びません。
一番ロフトが寝ているため、ハンドレイトでとらえてしまうとスルっと抜けた当たりになってしまいます。
しっかりとクラブなりの距離を出すことが難しいクラブということで使用します。
【ティーアップして打つことの効果】
SWはクラブの中で一番ロフトが寝ているため、ボールが抜けやすいクラブです。
そして、ティーアップを高くするということは、ボールの下に空間があるため抜けやすい状態です。
抜けやすいクラブ と 抜けやすい状態
この状態でしっかり飛ばせると各クラブなりの飛ぶ距離がしっかり出やすくなります。
当時の私は、この練習で下記の状態を目安に練習していました。
打った際
ティーのバチッという音が鳴ったら、ダフリ
カツーン という音が鳴ったら、トップボール
と、当たりのミスショットが分かりやすくなります。
クリーンな当たりをゴルフを始めた私は、一回の練習で100球を目安に、85球の成功を目指しました。
100切りするにはグリーン周りから3打で上がれるようにする
ショートホール以外のティーショットはとりあえず次にグリーンを狙える場所に運ぶことを考える。
次に、苦手クラブ・苦手な場所をできるだけ避けてグリーンを狙う。
そして、ミート率を上げグリーン付近に運ぶ。
最後に、ゴルフ 100切りのスコアの要
ここからが100切りの勝負どころですよ。
グリーン周りから何打で上がれるか?
グリーン周りからは、平均3.0打で上がれるようにします。
グリーン周りから平均3.0打以上かかってしまう方は、
・アプローチが乗らないで、もう一打でグリーンオンし2パットで4打かかってしまう。
・アプローチが寄らずパターが難しい場所に乗ってしまい3パットし4打かかってしまう。
・パターのロングパットの距離感が悪く、次のパットの距離もある為、3パットしてしまい4打かかってしまう。
・ショートパットが入らず、3パットし4打かかってしまう。
次に、グリーン周りから3.0打で上がれるようになった練習方法です。
アプローチの練習は30ヤードのピッチエンドランだけを徹底的に行った。
まず、ピッチエンドランというのはだいたいキャリー7対ラン3の割合のアプローチショットです。
統計をとると、このピッチエンドランを使う場面が一番多いことがわかりました。
私は、30ヤードのピッチエンドランのアプローチを基本として練習しました。 その時の打ち方のポイントです。
アプローチのポイントは、簡単に打つこと
下の写真は、アプローチのインパクト時の形を作ったものです。
このインパクト持っていきやすい構えを初めから作ってしまうことが、まず第一に簡単にアプローチを打つポイントです
①30ヤードのピッチエンドラン アプローチの構え方
【正面】
まず、
①飛ばさなくても良いので、飛ばない構え方をしましょう!!
その為、足幅は狭く、クラブは短く握ります。
②インパクトでは、しっかりと体重が左足に乗っています。
その為、初めから左足6 : 右足4 と左足重心で初めから構えちゃいます。
③インパクト時では、腰が開いた状態になっています。
その為、オープンスタンスに構えてしまいます。
さらに、フェースターンを抑えやすいなどのメリットもあります。
【後方】
まず、インパクトの再現に近づけた構えが簡単にアプローチが打てる構え方です。
そして、打ち方も簡単に打つことポイントです。
そのポイントは2つ。
・アドレス時の左重心・前傾を変えないようボディーターンをする。
・腕と肩でできた3角形をそのまま変えないようにして、スイングする。腕のムダな動きを減らして簡単にする。
②30ヤードのピッチエンドラン アプローチのテークバック
大事なポイントは2つ。
・アドレスの際の肩と腕でできた3角形を変えない。
・左足重心・前傾を変えないようにする。
【正面】
【後方】
③30ヤードのピッチエンドラン アプローチのインパクト
ここが重要です。
・しっかりとハンドファーストでインパクトすることが重要です。
④30ヤードのピッチエンドラン アプローチのフォロースルー
しっかりと左足重心のまま体の回転で打ち終わること。
そして、肩と腕の3角形・前傾をキープしたまま打ち終える。
最後のフェースの向き(リーディングエッジ)は自分の前傾と一緒
【アプローチのミスが多い方パターン】
アプローチでミスが多い方のありがちなスイングをご紹介します。
・ダフリ・トップが多い方
ダフリ・トップが多い方はスイングの最下点がボールの手前に来ていることが考えられます。 そういう方の特徴は、
①テークバック時に右足重心に乗ってしまっている。
②インパクト時に右足重心になって打点が手前になってしまう。
③インパクト時に、リリースが早くボールより先に地面に当たってしまう。
①目標にアドレスがしっかり向けていない。
②フェースローテーションが多い。
等が、非常にミスが多い方の傾向のスイングです。
次に100切りのパター編へと行ってみましょう!!
パターの練習は、2パターン行う。
パターで、スコアを崩す方は2パターンです。
①ロングパットの距離感が悪く。2パット目の距離が長くなってしまう為、確率が悪く3パット以上してしまう。
②1メートルくらいのショートパットが入らない。
この2つが大半です。
最初に統計を取っていただきました。
100切りでのパターは、1ラウンドで36パット以内です。
そして、パットがスコアの大半を占めていることが同時におわかりでしょうか?
地味でパット練習をしない方が多いですが、簡単にスコアを減らせる分野でもありますから絶対に行ってください。
もし、100切りできていないなら
ショートパットの練習
ロングパットの練習
が必要になってきます。
当時の私が行なった練習方法です。パターは自宅でもできる練習はありますから地味でつまらないかもしれませんが実行に移してください。
【自宅でもできるショートパットの練習方法】
2つのことを意識して練習をしました。
・できるだけ真っすぐに振る。
・できるだけフェース面のスクエアを長く維持する。
そうすれば真っすぐに行く確率が高いと考えました。
ショートパットであれば、多少のズレはごまかせます。
①用意するもの
パターマット
パター、ボール
アライメントスティック 又はクラブで代用
②アライメントスティックを置く。
パターの幅 プラス 1センチずつ をカップを結ぶラインに
平行に置く。
③この状態でパター練習を行う。
スティックに当たらないように振ることが出来れば、真っすぐにストロークできる。
あなたが、100切りをしたいと思うなら、毎日を目標に行ってください。
パターは距離感も重要です、ボールへの当たった感触を覚えるため毎日、30球でもいいですから継続することが重要です。
注)手先で真っすぐスイングしようとすると安定しません。 腹筋に力を入れて体幹で振ることを意識してください。
【ロングパットの練習】
10メートルからがロングパットと言えます。
10メートルとなると中々、自宅で練習とはいきませんよね。
できるだけ、ゴルフ場に行った際に練習してみてください。
せっかくゴルフ場に行ったんですから回るだけでなく、コースでしか練習できないこともありますから行ってみてください。
ラウンドが終わった後に20分を目標にやってみましょう!!
①用意するもの
パター、ボール、ティーペグ
②ティーペグをセットする。
打つ地点から5ヤード、または3ヤード刻みにティーペグを刺していきます。
③ティーペグの目標を1個ずつずらしながら1球ずつ打つ。
ロングパットでの練習で大事なのは、
芯で打つことは当然です。さらに重要なのは、
目標を見て目線で距離を認識し脳にインプットさせること。
そして、手・パターへと繋げていくこと。
例えば、ごみ箱にポンとゴミを投げ入れてみてください。
まずは、目標をみてどのくらいかなと認識する。
そして、腕の振りの大きさとスピードを無造作に行っていると思います。
その動作がロングパットでも重要な点です。
でも・・・・ それを難しくしているのが、
①パターというものを介しているので、パターの当たった感覚が自分のものになっていないと難しい。
パターが自分の手のひらと合致するようにできるだけ打って感覚を自分のものにすることです。
それは、自宅でのパター練習でも良いので数を打って打感を身に着けてください。
②ボールに当てないといけないので最終的に、ボールを見て打たないといけない。
最終的にボールに当てないといけないので、構えたらボールを見て構えますよね?
なので目線から取った距離感が分からなくなってきます。
そこが難しさです。
解消するのは、
・カップに寄せるつもりで必ず目標を見ながら素振りをしボールの転がりのスピードまでイメージする。
・素振りをした際の、振り幅と大きさを覚えておき打つこと。
私は、必ずロングパットを打つ前に下の写真のように素振りをしています。
この素振りを行ってから打つようにしています。
実際に、目標を見たままボールを打つことも有効な練習方法です。
このロングパットの練習はさすがにコースじゃないと無理ですよね。
ラウンドが終わって疲れていると思いますが、
実際のグリーンでロングパットの練習ができるのはコースだけです。
100切りしたいなら20分だけで良いので頑張って行ってください!!
まとめ
いかがでしたか?
ゴルフ 100切りへの道筋。
やることが満載ですね。
ですから、
①練習量を確保、やる!
②統計を取り、やみくもに打つだけでなく何が100切りに足らないか?を明確にする。
③そして、練習をする。
ご紹介したのは、私自身が100切りを達成した道筋でもあります。
まずは実践してみてください!!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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