谷 将貴ゴルフアカデミー
インストラクター 池野谷です。
ほぼ、毎日更新しています(笑)
今回の記事は、
ふんわりとボールが上がり。 グリーン上にポトリと落ちてすぐに止まる。
上級者の技、【ゴルフ ロブショットの打ち方】をご紹介します。
バンカー越えで、バンカーを超えてすぐにピンがある。
そんな状況で、上級者はフワッと華麗にロブショットを打ちます。
本当にかっこいいです。
初心者には、正直難しい技です。
しかし、90台くらいの方ならチャレンジしても良いと思います。
今回は、ロブショットの打ち方をご説明します。
覚えるとコースに行って試したくなるハズです。
上級者の技 ロブショットの打ち方
イケノヤ コーチロブショットの打ち方を説明していきます。
僕が実際のコースで考える手順を踏まえてご説明していきます。
1、どんな場所でロブショットを使いたいか?
2、ロブショットが打てるか?の見極めがある。
3、ロブショットで使うクラブ選び
3、ロブショットの構え方
4、ロブショットの振り方
イケノヤ コーチ僕が実際のコース上ではこのような順番で考えています。
こういう場所に来たら、ロブショットを使います。
イケノヤ コーチグリーンを外しました。
こういう場所に来たら、ロブショットを使いたいなと私は考えます。
バンカーを越えのアプローチやグリーンエッジからカップが近くてランが出せない状況などで使おうと考えます。
イケノヤ コーチロブショット。
初めて聞く人に説明しておきます。
キャリーとランの比率が、
キャリー8 : ラン2 のボールが高く上がりランが出ない球筋の事をロブショットと呼びます。
または、ピッチショットとも呼びます。
イケノヤ コーチ初めて聞く方は覚えておいてください。
イケノヤ コーチでは、実際のバンカー越えなどロブショットを打つと仮定して話を進めていきます。
次に考えることは、ロブショットを打てる場所か?を見極めるです。
ロブショットが打てるか?の見極めをする。
イケノヤ コーチ状況はロブショットを打ちたいなと考える場面。
次に考えることは、打てるかどうか?の見極めです。
では、何を見極めるか?
それはライです。 ボールのある状況です。
それは、ロブショットの当たり方にあります。
ピッチエンドランなどのアプローチショットは、スイングの最下点の前にボールに当たります。
その為、どういうライでもボールに当たってから地面に当たる為あまり関係ありません。
しかし、ロブショットはスイングの最下点がボールの真下になります。
その為、ボールの下をくぐり抜けて当たるショットなのです。

イケノヤ コーチボールの下にクラブが通り抜ける空間がないとダメです。
・ロブショットが打てるライ
・打てないライ
があります。
【ロブショットが打てるライ】
ボールの下をクラブがくぐり抜けるスペースがあります。
【ロブショットが打てないライ】
ボールの下は芝が生えておらずクラブがくぐり抜ける空間がない。
イケノヤ コーチこういう場合はロブショットを打とうとしてはダメです。
トップなどのミスが出ます。
という形でロブショットを打てる状況か?の見極めをします。次は打てる状況にありました。と仮定して、
ロブショット時は何のクラブを使うか?を考えます。
ロブショット時に使うクラブ選び
イケノヤ コーチ実際にロブショットが打ちたい状況で、ライもロブショットに適しています。
次に考えることは、クラブ選びです。
ロブショットは、高く上がってポトリと止まるボールでしたね。

当然、一番クラブのフェース面が上を向いている。ウェッジですね。
イケノヤ コーチ私の場合、58度のウェッジが一番上がるクラブなので、
58度のウェッジを使います。
イケノヤ コーチクラブまで決まりました。
次は、ロブショットの打ち方編です。
ロブショットの構え方
イケノヤ コーチロブショットを打つ状況です。
ライもOK。
クラブも決まった。
さぁ次は、打ち方に入ってきますがまずは構えが重要です。
イケノヤ コーチボールを高く上げる為に3つの構えポイントがあります。
高等技術です。
いっぱい覚えることがありますからね。
ポイント①ボールを上げる為のフェース面
ボールを上げる為には、フェースが当然上を向いていた方が良い訳ですから、
フェースを開きます。
通常は、
目標にスクエアに構えています。



ボールを上げる為に、フェースを開きます。



イケノヤ コーチ自分から見て、2時までクラブフェースを開きます。
①必ずクラブフェースを2時に向けてからグリップを握ること。
スクエアに握ってから手首をねじってフェースを開くのはダメです。

②足のスタンスラインを左に向けること。
フェースを開くことによって
フェース面が右に向いてしまいます。
その為、
スタンスは左に向く。
プラスマイナス0にして帳尻を合わせます。

イケノヤ コーチボールを上げる為の構え方のポイント①はフェース面を開くことです。
ポイント②ボールを上げる為のボールの置き場所
イケノヤ コーチボールを上げる為の構え方ポイント②はボールの置き場所です。
ピッチエンドランなどのアプローチのクラブの当たり方は、
スイングの最下点に来る前にボールに当たる訳です。

その為、ボールの置き場所はほぼ真ん中です。
目安はアゴの下にボールを置くこと。
しかし、ロブショットのクラブの当たり方は、
ボールの真下に最下点がきます。

その為、左足側にボールの位置がズレていきます。
目安は、左わきの下にボールを置くこと。

イケノヤ コーチボールを上げる為の構え方のポイント②はボールの置き場所を左ワキの下に置くことです。
ポイント③ボールを上げやすくするためのスタンス
イケノヤ コーチボールを上げる為の構え方ポイント③はスタンスです。
ロブショットはボールの下にクラブをくぐらせて打っていきます。

くぐらせるポイントは、スイング軌道をフラットにすることです。
その為、通常のスタンスより
1、足幅を広げます。 目安は3番ウッドを打つくらいの足幅です。
体重配分は5分5分です。

通常のピッチエンドランの足幅がこのくらいですから大分開いたのが分かります。

2、ボールとの距離を離れてグリップの位置を下げます。
通常のピッチエンドランが下記の状態ですから大分重心を下げたのが分かると思います。
イケノヤ コーチこうなると、クラブの赤線でわかるようにスイングプレーンがフラットになります。
フラットになることで、ボールの下をくぐり抜けやすい構えができます。
イケノヤ コーチボールを上げる為の構え方のポイント③はボールとの距離を離れて重心を落とす。そして、スイング面をフラットにすることです。
イケノヤ コーチ以上の3つを取り入れることでロブショットが打ちやすい態勢の構えが出来上がります。
構えができたら、最後にロブショットの振り方です。
ロブショットの振り方のポイント
イケノヤ コーチ今、ロブショットを打つ前提での勧めています。
①ロブショットが打てるライの確認も取れました。
②クラブは58度のウェッジを握っています。
③ロブショットを打てる態勢も取れました。あとは振り方の流れです。
ロブショットの構え


【注意点】
ボールを上げようとして上体傾かせないように。
ダフリ・トップの原因になります。

ロブショットのテークバック
イケノヤ コーチ次にロブショットのテークバックのポイントです。
ポイントが2つあります。
①フェースの面
上げるアプローチの為、フェースを開いたままを維持してください。

【注意点】
フェースを被せてしまうと、ロフトが立ってボールが上がりづらくなります。

②コックを使う。
イケノヤ コーチロブショットは、
・ボールの打ち出しが高くなる。
・ボールが止まりやすいように抜いて打っている。前に飛んでいかないショットです。その為、飛ばすためにヘッドを加速させてボールを飛ばします。ポイントは、いつもよりコックを使う。
前に飛んでいかないのがロブショットの特徴です。
その為、コックを使ってヘッドを加速させボールを飛ばします。
いつもよりコック量を増やします。
目安は、90度以上です。
ロブショットのインパクト
イケノヤ コーチそして、インパクト時の注意点です。
インパクト時の体重配分は、左足6 : 右足4です。
【注意点】
構えでボールを上げる要素を入れて構えています。
それなのに、自分で上げようとしてしまう。
上体の軸を傾けてボールを上げようとするとダフリやトップのミスが出ますので厳禁です。
ロブショットのフォロースルー
イケノヤ コーチ最後にフォロースルーの注意点です。
ロブショットのフォロースルーは開いたままのフェース面を維持します。

【注意点】
ロブショットはボールを上げる為にフェースを開いておきます。
それを、インパクトにかけてフェースを閉じていってはボールが上がりづらくなります。

イケノヤ コーチ以上がロブショットの振り方のポイントです。
イケノヤ コーチ最後にまとめですが、私のロブショット時の流れです。
①ロブショットを使いたいなと考える。
②ロブショットが使えるライか見極めをする。
③クラブを選ぶ。
④ロブショット用の構えを取る。
⑤ロブショット用のスイングをする。
練習場でロブショットの練習を
イケノヤ コーチいきなり本番で使うのは怖いですよね。
その為、練習場でティーアップをして練習をしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
上級者の技。 ロブショット。
初心者の方には非常に難易度が高いショットです。
しかし、中級者以上の方には挑戦してほしいショットです。
正直、難易度が高いショットですがバンカー越えなどのピンチには使えるショットです。
遊びながら練習するのが上達のコツです。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
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