ウェッジの50 54 58度の使い分け方。どうやって考えれば良い?

昔は、PW・AW・SWというウェッジの構成が多かったです。

ですが、近年はウェッジのバリュエーションが増え色々な物が出てきました。

最近では、ウェッジを3本にするプロは非常に多いです。

多いパターンとしては、50度・54度・58度という構成です。

その時に、どうやってこの3本を使い分ければ良いのか?

どういう考え方を持てば良いのか?

今回は、50度・54度・58度のウェッジの使い分けに関して紹介していきます。

 

□この記事を書いたゴルフコーチ
ゴルフコーチの池野谷 光宏です。

幼少からプロゴルファーを目指し、2007年より本格的にレッスン活動を開始。
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。

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残り距離に応じて50度、54度、58度のウェッジを使い分ける。

クラブにはそれぞれの飛ぶ距離があります。

1ホールの総距離が100ヤードと短いならクラブは1本2本で済むでしょう。

昔はそうだったんだと思います。

ですが、ゴルフが進化していく中でどんどんコースの距離が伸び、残りの距離に応じたクラブがあった方が簡単いという理由でクラブが増えていったのではないでしょうか?

だから、クラブによって飛ぶ距離があります。

決まった距離を簡単に打てるのが、複数本クラブが使えるようになった歴史です。

その為、50度、54度、58度とそれぞれフルショットを打てば飛ぶ距離が決まっています。ウェッジ

私の場合、

58度のウェッジではフルショットの距離が80ヤード。

54度のウェッジではフルショットの距離が100ヤード。

50度のウェッジではフルショットの距離が120ヤード。

 

単純に、

80ヤードの残り距離なら58度のウェッジで打つ。

100ヤードの残り距離なら54度のウェッジで打つ。

120ヤードの残り距離なら50度のウェッジで打つ。

カップの残り距離によって、50度、54度、58度とクラブを使い分けるシンプルな方法です。

その為、自分のフルショットの距離を測ってみると良いです。

 

残り距離とカップ位置によって、50度、54度、58度のクラブを使い分ける。

フルショットで打つと、50度、54度、58度それぞれ違うことが分かりました。

次は、アプローチでどういった使い分け方をするのか?

シンプルな50度、54度、58度のアプローチの使い分け方を紹介していきます。

ポイントは2つです。

ポイント① カップから残り距離40ヤード以上は58度のウェッジ一択でOK。

カップから残り40ヤード以上のアプローチショット。

40ヤード以上になったら58度のウェッジを使用するだけで良いと思います。

例えば、

グリーンエッジまで20ヤード。

グリーンエッジからカップまで20ヤードの場合。
1番ホール グリーン周り

グリーンエッジに落としてから、ピン奥の20ヤードを転していくアプローチというのは正直、距離感を出すのも難しい。

そしてグリーンの転がりを読むこともしなければなりません。

40ヤードのパターと考えれば正直、超難易度が高いですよね。

 

だったら、キャリー後にランが少ない58度のウェッジを使う。

それであれば、ポンとピンそばにキャリーで落として若干の転がりを使って寄せる。

グリーンの読みや転がりの距離感を考えることが減るので、ピンまで40ヤード以上のアプローチは58度のウェッジ一択で良いと思います。

 

ポイント② 40ヤード以内は、カップ位置によってウェッジを使い分ける。

次は、40ヤード以内のアプローチでの50度、54度、58度の使い分けです。

40ヤード以内のアプローチは、ピンの位置でクラブを変えていきましょう。

それであれば、あまり打ち方や振り幅に変化が少ないからです。

シンプルに一つの打ち方で、簡単に寄せることが出来るのでビギナーの方にはオススメ。

◆カップがグリーンの奥にある場合。

カップが奥の場合、転がりが多くなる50度のウェッジを使っていきましょう。

54度、58度のウェッジより50度の方がロフトが立っているので転がるアプローチが簡単に打てます。

イメージとしては、グリーン周りであればキャリー1:ラン9の割合で寄せていきます。

ランニングアプローチ

 

◆カップがグリーンの真ん中の場合。

カップが真ん中にある場合、3本の中で中間の54度のウェッジを使いましょう。

キャリー後に、若干のランが出るクラブだからです。

グリーン周りであれば、キャリー5:ラン5くらいのアプローチが54度ウェッジでは簡単に打てます。

ピッチエンドラン アプローチ

 

◆カップがグリーンの手前目にある場合。

最後に、グリーンの手前目にカップがある場合は一番ロフトの寝ている58度のウェッジを使いましょう。

手前にカップがある場合は、極力転がりを少なくしていきたいです。

その場合、一番ロフトが寝た58度のウェッジを使うと簡単にランを少なくすることが出来ます。

グリーン付近のアプローチであれば、キャリー8:ラン2の比率のアプローチが58度のウェッジが簡単に打てます。

ピッチショット

 

ウェッジの組み合わせが、52度・58度の組み合わせの方はこちらも読んでみて下さい。

>>>簡単なウェッジの52度と58度の使い分け方。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、50度と54度と58度のウェッジの使い分けを紹介しました。

使い分けるポイントとしては、

・フルスイングでは、クラブによって飛ぶ距離が違うので簡単に距離感が出せる。

・エッジからピンまでどのくらい転がせるか?で50度か54度か58度の使い分けをすると良いでしょう。

ウェッジが3本入っているの、どうやって使うべきと思いますがこのような使い分けをしてみると良いでしょう。