怖いトップボール。
★トップボールはどう当たっている?
★トップボールが出る3つの原因
★トップボールの直し方
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています
トップボールとは
トップボールとは、クラブフェースの面ではなくリーディングエッジがボールの赤道部分に当たります。
その為、ボールが上がらずライナー性のボールが出てコロコロ転がるボールが出てしまいます。
トップボールはどう当たっている?
アイアンショットでの理想のクラブの当たり方はダウンブローです。
黄色のラインが仮想のスイング軌道です。
スイングの最下点より手前にボールに当たってから地面に当っていきます。
トップボールは3つのパターンがあります。
【パターン①】 クラブの上がり際に当たってトップボールが出る。
【パターン②】 伸びあがってボールに届かないでトップボールが出る。
【パターン③】インパクトのポイントがボールの先になり過ぎてしまいトップボールが出る。
次に、3つのトップボールの原因をご紹介していきます。
トップボールが出る3つの原因
原因① クラブの上がり際に当たってトップボールが出る。
クラブの上がり際に当たってトップが出てしまう。
下記の写真のようなトップの当たり方になっています。
原因は、すくい打ち。
インパクトでアッパースイングになっています。
原因② 体が伸びあがってボールに届かないでトップボールが出てしまう。
次に、体が伸びあがってボールに届かないでトップボールが出てしまう。
下記の写真のようなトップの当たり方になっています。
原因は、前傾が崩れていることです。
原因③ インパクトのポイントがボールの先になりすぎてしまいトップボールが出る。
そして、最後はスイングの最下点がボールより先になり過ぎてしまいトップボールが出てしまう。
下記の写真のような当たり方になっています。
原因は、体重移動が多く上半身が突っ込んでいることです。
・体が上に伸びあがって届かなくてトップボールが出る。
・体重移動が多く、上半身が突っ込んでスイングの最下点がボールより先に行き過ぎてトップボールが出る。
トップボールの直し方
直すのは簡単です。
悪い動きの逆のことをすることです。
すくい打ちとなってトップボールが出てしまう直し方
すくい打ちになってクラブがボールに届かずトップボールになってしまっている。
すくい打ちとは、上に向いて打っている訳です。
直し方の手順は、
手順① アドレスから見ていきましょう。
まずは、アドレスですくい打ちになっていないか?チェックしましょう。
正しいアドレスはこのような状態です。
しかし、すくい打ちになってしまうアドレスは下記のように右肩が下がり過ぎたアドレスになっています。
このようなアドレスになっていないか?チェックしましょう。
手順② トップオブスイングをチェック
アドレスをチェックしたら次はトップオブスイングです。
正しいトップオブスイングは下記のような状態です。
アドレスの位置から頭がズレずにその場で回転しています。
しかし、すくい打ちになってしまうトップオブスイングは軸が傾いた形になります。
アドレスの軸を崩さないようにテークバックしていきましょう。
軸を変えないトップオブスイングの作り方は下記に詳しく書いてありますのでご確認ください。
・ダフリが出る。・トップが出る。そんな時に良く言われるのが、『頭が動いている』頭が動くとなんでミート率が下がるのか?頭が動くとどんなミスが出てしまうのか?そして、今回は頭が動くからミート率が下がる。動かさないための練習方[…]
手順③ ダウンスイングをチェック。
最後にダウンスイングです。
ダウンスイングでは、左肩が低いまま体重移動をしていくのが理想です。
しかし、すくい打ちとなってしまうダウンスイングはすぐに右肩が下がった状態になってしまいます。
ダウンスイングでは、左肩が下がった状態でのダウンスイングを心掛けましょう。
低いボールを打つように心がけてみてください。
直す手順の3つをチェックしてみてください。
体が伸び上がってしまいトップボールが出てしまう直し方
体が伸び上がってボールに届かないでトップが出てしまう。
伸び上がってしまう。その逆の動きは沈み込む。
届かないでトップをしてしまうのであれば、インパクト時にフトコロをしっかり作り前傾をしていきましょう。
アドレス時より、頭の位置が下がるくらいの意識を持ってください。
であれば、体とボールの距離が近づくことになるので届きやすくなります。
スイングの最下点がボールの先に行き過ぎてトップボールが出てしまう直し方
最後にスイングの最下点がボールの先に行き過ぎてトップボールが出てしまう。
体重移動が多く上半身が突っ込んでしまっている。
その結果、スイングの最下点がボールの先に行き過ぎてトップボールがでてしまう。
右肩が突っ込んでしまっていることが多くの原因です。
この場合、上体の開きを抑えていきましょう。
テークバックから胸が目標の後方を向いている時間が長いことで突っ込みを抑えることができます。
・沈み込む意識を持ち、自分とボールの距離を保ちましょう。
・上体の突っ込みを減らし、上半身の開きを抑えていきましょう。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
ポチッと応援してもらえると嬉しいです(*’▽’)