ゴルフを始めるとまず多く出るミスは、
・ボールが大きく右に曲がってしまう。
このミスが非常に多いです。
私もゴルフを始めた当初はこのミスに悩まされました。
でも、
①ボールが右に曲がってしまう原因を知る。
②自分の現状を知る。
③現状に対しての適切な直し方を行う。
④反復練習を行う。
このステップを踏んでいけば右に曲がっていくボールが次第にストレートに変わります。
今回は、ボールが右に曲がってしまう原因と直し方を徹底解説します。
★ボールが右に曲がってしまう原理
★ボールが右に曲がってしまう原因
★ボールが右に曲がる方の直し方。【4つのチェックポイント】
片山 晋呉プロを4度の賞金王へと導いたツアープロコーチ谷 将貴の主宰している
TANI MASAKI GOLF ACADEMY 21 の公認インストラクター
多くのアマチュアの方を上達やお悩みに応えています。
ボールが右に曲がってしまうとはどんな症状か?
ボールが右に曲がってしまうのは、俗にいうスライスという症状です。
自分で判別する場合には、
・右にボールが打ち出されている。
・右にボールがカーブしながら曲がっている。
この2つは症状が違います。
右にミスをしてもどちらのミスかを判別をしましょう!
今回は右に曲がってしまうことについての解説です。
ボールが右に曲がってしまう原理
ボールが右に曲がってしまう原理は、
スイング軌道よりフェース面が開きながらボールに当たっていること。
赤線がスイング軌道で、その軌道に対してフェースが右を向いている状態。
確実に言えるのは、スイング軌道に対してフェースが開いている。
それだけです。
ボールが右に曲がってしまう。3つの原因
右に曲がってしまうのをなくすには、単純に言うとフェースの開きを抑えること。
ただし、どこでフェースの向きが悪くなっているのか?が分かっていないだけです。
簡単な3つの原因をまとめます。
アドレスからスライスしやすい原因をご紹介しますので、1つづつ自分のスイングと照らし合わせてみてください。
原因① アドレス時にグリップの握りが悪い。
グリップの握り方でウィークグリップという種類があります。
ウィークグリップの特徴は、
・フェースが開きやすい。
・フェースが閉じづらい。
もっともフェースが開いた状態になりやすいグリップの握り方です。
左手の親指がグリップの真上に乗っている状態で親指がアゴに向きます。
そして右手も上から被せた握り方です。
右にボールが曲がってしまう原因①はウィークグリップに握ってしまっている。
原因② トップでフェースの向きが悪い。
次に、クラブを振りかぶったトップオブスイングの位置でフェースの向きを見てみましょう。
スマホなどで自分のスイングを撮ってみて下さい。
トップの位置で、フェース面が自分の正面側にに向いている。
シャフトより下側にフェースが見える。
この状態は振り上げた際に、すでにフェースが開いています。
そのまま、開いたまま降りてボールに当れば右に曲がってしまいます。
フェースを戻す作業が必要になるので難易度が高いです。
ボールが右に曲がってしまう原因②は、振りかぶった際にすでにフェースが開いていることです。
原因③ 振り下ろす際に、上体が目標に向くのが早い。
最後は、クラブを振り下ろす際です。
クラブを振り下ろす際に、上体が目標に向くのが早いと振り遅れという症状になります。
上体が早く目標を向くことで、クラブヘッドが遅れてきてフェースが開いて当たってしまいます。
ボールが右に曲がってしまう原因③は上体が目標に向くのが早い。
ボールが右に曲がる方の直し方。【3つのチェックポイント】
原因はお伝えしました。
次に、ボールが右に曲がってしまうのを直していきましょう。
アドレス時からチェックしていきましょう。
直し方① 右に曲がりづらいグリップの握り方をしましょう。
ボールが右に曲がりづらいグリップ。
それは、フックグリップです。
フックグリップの特徴は、
・フェースが開きづらい。
・フェースが閉じやすい。
ボールが右に曲がってしまう方にはもってこいの握り方です。
まずは、左手は上から被せるように握りましょう。
親指と人差し指をくっつけた際に出来るラインが右肘を指すように握ります。
次に、右手の握り方です。
上から被せるとは逆で下から握っていきます。
右手の親指と人差し指で出来たラインが右肘を指すようにしましょう。
このフックグリップに握ることによって、右にボールが曲がりづらいグリップの完成です。
>>>ドライバーのスライスがグリップの握りだけでなくなる方法。
グリップの握り方で右に曲がってしまうのが治った方はここで終了です。
当分は違和感があるので慣れていきましょう。
グリップを変えたのに、まだ右に曲がってしまう。
そんな方は直し方のその②に進みましょう!!
直し方② トップのフェースの向きを変える。
グリップだけで右に曲がる度合いはかなり減ってきたと思います。
それでも、まだ右にボールが曲がってしまう方はトップのフェースの向きをチェックしましょう。
右にボールが曲がりづらいトップでのフェースの向きは、フェース面が真上を向くこと。
真上にフェースを向かせる方法は2つ。
①フックグリップで握ること。
もしくは、②左手の手首と甲を一直線にすること。
そのどちらかを行うことでフェース面が空を向きフェースが閉じた状態を作れます。
2つのどちらかは、自分のやりやすい方で結構です。
当然、直す際に違和感は生じますが根気よく慣れることです。
直し方①のグリップを変え、そしてトップでのフェースの向きを変えました。
それで、右の曲がりがなくなった方はここまでで終了です。
が、しかしまだ直らない・・・
そんな方は、直し方③へ進みましょう!!
直し方③ 振り降ろす際に、上体の開きを抑えましょう。
直し方のその③は振り下ろしです。
振り下ろす際に、上体の開きが早い。
そうなると、クラブが振り遅れてフェースが開きボールは右に曲がっていってしまいます。
その為、ダウンスイングでは上体が開く動きを抑えましょう!!
イメージとしては、大文字のYでインパクトするくらいの気持ちが必要。
そうすることで、フェースがスクエアに戻ってきてフェースの開きを抑えられ右へのボールの曲がりがなくなります。
ドライバーで振り遅れスライスが出てしまう方は下記の記事を参考にしてください。
>>>ドライバーの振り遅れスライスの直し方。
>>>実際に試した、上体の開きを抑える効果のある練習方法。BEST5
この3つのステップで直していただければ、右に曲がるボールはなくなっていると思います。
ボールが右に曲がってしまう方のまとめ
いかがでしたか?
ゴルフを始めた方の大半は右へのボールの曲がりのミスに悩まされます。
私自身も同じでした。
右に曲がっている原因は、スイング軌道に対してフェースが右を向きながらボールに当たっていること。
ボールが右に曲がっている方は、3つのことで直ります。
①フックグリップにすること。
②トップでフェース面を空に向けフェースを閉じること。
③ダウンスイングで上体の開きを抑えて正面でヒットさせること。
この3つでボールが右に曲がってしまうことを防げます。
そうすると、ボールの曲がりや飛距離も伸びます。
ぜひ、お試しください。
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